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2006年6月30日 (金)

SiS Roadmap Changed

 最近組立市場であまり元気がなかったSiSですが、ロードマップを変更してAMDプラットフォームに力点を置くようです。

http://www.digitimes.com/mobos/a20060630VL203.html

 これによると、North BridgeのSiS671がintel用、SiS771がAMD用となり、これはサンプルを当初8月、量産開始10月としていたのを、サンプルを7月とするようです。SiS671/771ともDirect X 9対応のMirage 3グラフィックを統合し、Windows Vistaに備えるようです。

 またサーバの世界ではXeon用のチップセットは手がける予定はなく、Opteron用に集中し、これはSiS761SXですでに量産体制に入っているとのことです。しかし、SiS自身のリファレンスマザーボードはあるのみで、SiS761SXベースのマザーボードを出荷する予定のマザーボードメーカは今のところなく、後継となるSiS771SXを使う予定です。現在のところ、SiS771SXは8月登場、量産Q4/2006とされています。

 今のSiS自身のOpteron用リファレンスマザーボードはSiS761SX+SiS966の構成で、AMDのバリデーションを通過することを期待しているようです。

 SiSのOpteronマザーボードとは、果たして信頼性がどこまであるのかちょっと怪しいですねえ。あと今回のロードマップを見ていると、ATi/nVIDIA/intelとぶつかって激戦となるデスクトップの外部グラフィック市場を避けて、ローエンドと利幅の大きいサーバの二極化作戦に出たという感じです。しかしサーバ市場での実績はほとんど皆無といってもよく、ローエンドにはATiがいるので、SiSの戦いは苦難の道となりそうです。

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2006年6月29日 (木)

Radeon X1300/PCI or PCI-E x1

 Radeon X1300のPCI Express x1版と32bit PCI版が出ました。

Radeon X1300 PCI Express x1
http://www.newegg.com/Product/Product.asp?Item=N82E16814161017

Radeon X1300 32bit PCI

http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/20060701/etc_rx13.html

 PCI版は最近見ることが多くなった、PLX TechnologyのPCI Express to PCI Bridge(PEX8111)を使って実現しています。

 いずれもボードの作りがにているのが気になりますが、どちらも何かと便利なグラフィックボードになることは確かです。ただ、PCI-E版はともかく、PCI版はまともな速度は出ないでしょうねえ。

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2006年6月28日 (水)

OpteronのFB-DIMM採用時期と廉価版Athlon 64 X2

 K8な話題を2つほど。一つ目はSocket F OpteronとFB-DIMMの話です。

http://www.hkepc.com/bbs/itnews.php?tid=622636&starttime=0&endtime=0

 これによると、Socket F Opteronは当初の7月17日から8月1日に発表が延期となり(これは知られている話)、将来的には新ソケットにてFB-DIMMをサポートする計画があり、それは今のところ2008年であるということです。FB-DIMMとDDR2-SDRAMに価格差がなくなるのが2008年という見込みから、FB-DIMMの採用に踏み切る模様です。つまり、2008年にはSocket形状が変わるであろうということです。

 この世界ではWoodcrestが最大の敵となりますが、サーバメーカとしてはWoodcrestが強力であっても、今のところプロセッサの選択肢としてはOpteronがまず最初に来ると答えています。FB-DIMMを必要とするWoodcrestシステムはどうしてもコスト高になり、また4-Way以上でのOpteronの優位性はしばらく動かないため、ということだそうです。

 これは裏を返すと、Woodcrestシステムが廉価に構築できるならば、2-WayシステムではとたんにOpteronが不利になりかねない、ともとらえることができます。そのあたりはAMDの技術力如何にかかってきますねえ。

 もう1点は廉価版Athlon 64 X2が出るそうです。

http://www.amdzone.com/modules.php?op=modload&name=News&file=article&sid=5809

 その廉価版とはAthlon 64 X2 3600+で、Socket AM2で周波数は2GHz、L2キャッシュは256KBしかありません。これはQ4/2006に登場するそうです。これはPentium D 915/925といった廉価版Pentium Dに対抗するもので、値段も相応に安くなると思われます。

 ちなみに、Socket 939版3600+はOEM向けにこっそりと販売していたようで、Socket 939版Sempronみたいに、ある日突然バルク品が店舗に並ぶかもしれません。出たら結構売れそうな気配です。

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2006年6月27日 (火)

Woodcrest用マザーボードの立ち上げ時期

 Woodcrestの発表に合わせて、台湾のマザーボードメーカが7月から8月にかけてWoodcrest向けマザーボードを立ち上げていくようです。

http://www.digitimes.com/mobos/a20060627A4012.html

 記事では、ASUS、ECS、GIGABYTE、MSI、Tyan、IwillといったメーカがWoodcrest用マザーボードをリリースしていくとのことです。意外なのはローエンド品が主力のECSですが、果たしてまともな2-Wayのマザーボードを作れるのでしょうか?記事に出ているマザーボードは以下の通りです。

  ASUS:DSGC-DW
  MSI:MS-9179
  Iwill:DPK66
  Tyan:S5382

 面白いのはTyanのS5382で、メモリがライザボードになっており、画像を見る限りでは2枚装着できるようです。ライザボードあたりDIMM×8なので、合計16 DIMMにすることができます。メモリライザボードを使うXeon用マザーボードは、2-Way品だと860マザーボード以来でしょうか?問題はこのライザボードをどうやって固定するかですが、多分対応ケースが例によってどこかから出てくるんでしょう。

 ちなみに国内で発売された、最初のWoodcrest対応のマザーボードはSupermicroのX7DA8/X7DAEで、これを組み込んだWoodcrestシステムを販売している店舗もあります。

 日本でも7~8月あたりから、Supermicroに続くマザーボードが順次出揃っていくものと思われます。

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2006年6月26日 (月)

Radeon X1600 MAXX続々報とWoodcrest正式発表

 ここでも何度か取り上げていますが、Radeon X1600が2個搭載されたグラフィックボードの続報です。

http://www.hkepc.com/bbs/itnews.php?tid=621691&starttime=0&endtime=0

 ボードメーカはHIS(Hightech Information System)で、型番はHIS X1600 Geminiです。この2つのRadeon X1600をつなぐチップはPLX TechnologyのPEX 8532で、これは合計32レーンのPCI Express Switchを装備しています。つなぎ方としては、スロット側が16レーン、グラフィックチップ側が8レーン×2という形になっていると思われます。コアクロックは450MHz、メモリクロックはSamsung GDDR3 1.3GHzです。

 2個グラフィックチップが搭載されているということで、1チップを3D描画、残り1チップを物理演算に使う、といった芸当も可能だそうで、なかなか面白い仕組みです。

 もう1点はWoodcrestが正式発表となりました。Dempseyは早々と退場です。

http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2006/060626a.htm

 最新のCore Microarchitectureがデスクトップ用ではなく、サーバ・ワークステーション用から投入されるのがなかなか興味深いです。もともとWoodcrestがもっとも開発が進んでいたのでしょうが、先にこちらの分野から出すとは、Opteronの躍進によほど腹に据えかねていたのでしょうか?

 1,000個ロット時の価格は以下の通りです。

  5160(3.00GHz/FSB1333MHz) : 97,000円
  5150(2.66GHz/FSB1333MHz) : 79,000円
  5140(2.33GHz/FSB1333MHz) : 52,000円
  5130(2.00GHz/FSB1333MHz) : 36,000円
  5120(1.86GHz/FSB1066MHz) : 29,000円
  5110(1.60GHz/FSB1066MHz) : 24,000円

 今までのXeonと同じような値段のつけ方です。手を出しやすいのはやはり2GHz帯ですかね。組立市場ではNoconaやIrwindaleはいまいち受けがよくなかったように思えますが、Woodcrestになって早速ショップブランドPCを用意しているところもあったりして、なかなか熱いことになりそうです。

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2006年6月25日 (日)

PCI Express x1のQuadro NVS 285

 土日は海外サイトも更新休みで、週末はねたらしいものがあまりないのですが、ちょっと気になったものをあげておきます。

http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/20060624/ni_i_vc.html#qnvs285

 PCI Express x1のQuadro NVS 285を採用したELSAのグラフィックボードで、先に16レーン版が発売されています。1レーンということで、PCI Expressがついていればどんなマザーボードにも装着できるのが大きいです。DVIで1920×1200まで出せるので、Xeon LV(Sossaman)用マザーボードに使えば、省電力を実現しつつXeon LVのパワーとLCDの高解像度環境を手に入れることができます。

 PCI Express x1のグラフィックボードといえばMatroxのG550が発売されていましたが、これはDVI出力だと1280×1024とまりで、1600×1200のLCDにはDVIでは使えないという問題があっただけに、このボードの仕様はありがたいです(というよりも、G550が古いともいう)

 販売していたBLESSでは早速売り切れのようで、やはり一部筋には人気が高いようです。

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2006年6月23日 (金)

逆転の発想

 なにやら、Socket AM2のプロセッサには秘密兵器が仕込まれているようです。

http://www.theinquirer.net/?article=32589

 記事によると、"Reverse Hyper-Threading"なるテクノロジが詰め込まれており、これは2コアをひとつのコアに見せかけて、IPC(Instruction per Clock)を向上させようというものであるようです。これを使えば、シングルスレッドのアプリケーションではCore 2 Duoと死闘を演じることになるとされています。

 このReverse Hyper-ThreadingはWindows Updateと新しいプロセッサドライバによって対応がなされるとのことです。

 Hyper-Threadingでは1コアを2スレッドに見せかけるものでしたが、この場合は2つをひとつに見せかけるというまさに"Reverse"で、逆転の発想といえます。AMDもなかなか考えたものですが、あれほど「これからは多スレッドの時代だ」と公言し、プロセッサのコア数を増やしていくというのに、逆に少なく見せかけるというのは、AMD自身の主張がReverseしている気もします。

 しかし、4コアになったときに2コア+2コアでまとめて2スレッドとできるならば、これは確かに脅威になるかもしれません。

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2006年6月22日 (木)

Revision F Opteronの詳細

 8月1日発表とされるRevision F Opteronの詳細が出てきました。

http://www.dailytech.com/article.aspx?newsid=2971

 これによると、Socketは1207ピン、Model Numberは今までの3桁から4桁に変わり、1000シリーズが1プロセッサ、2000シリーズが2プロセッサ、8000シリーズが8プロセッサで、いずれも2コアであり、シングルコアの製品はついに消滅します。4桁目が対応プロセッサ数、3桁目が世代、残り2桁がグレード表記で、これは2刻みとなります。1000シリーズはSocket AM2になり、現在のSocket 939 Opteronの直接の後継となります。

 メモリサポートはDDR2-667にとどまり、FB-DIMMは2008年登場とされるK8Lにて対応するとされています。Opteronの場合その用途上、DIMMの搭載枚数やRank数が必然的に増加し、すべてをDDR2-800で動作させるのは難しいと思われるので、DDR2-667止まりの対応は妥当なのではないかという気がします(というより、技術的問題で諦めた?)どちらかというと、広メモリ帯域を取れるFB-DIMMに対応したときが真打ちなのではないでしょうか?さらに、次のRevision Gでは4コアになり、引き続きSocket Fを使用します。

 周波数に関しては以下のような対応となります。

  x210  1.8GHz
  x212  2.0GHz
  x214  2.2GHz
  x216  2.4GHz
  x218  2.6GHz
  x220  2.8GHz

 また、例によって低消費電力のHE版も用意される予定です。

 価格について言及がありませんが、今のOpteronと大差ない価格になりそうです。最上位が登場当初で16万円程度、最下位で4万円程度あたりと予想していますが、意外に安かったらそれはそれで嬉しいかも。Woodcrest対抗を考えるなら、多少でも安くした方がよさそう。

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2006年6月21日 (水)

Conroeその後とThin Clientでマルチモニタ

 来月23日にCore 2 Duoが出るというに、もう向こう数年の話が出ています。

http://www.dailytech.com/article.aspx?newsid=2649

 これによると、Merom/Conroe/Woodcrestの次世代として2007年にPenrynが登場し、これは45nmプロセス製造とされ、基本的にはConroeのプロセスシュリンク品でCore Microarchitectureを引き継ぎます。そして2008年には新アーキテクチャとなるNehalemが登場し、さらに32nmプロセスにシュリンクしたNehalem-Cが出てきます。これはNehalemアーキテクチャを引き継ぎ、さらに2年後にGesherなる新アーキテクチャのプロセッサが登場します。Gesherについては詳細はまったく不明です。

 ちなみにPenryn以降は製造技術ががらっと変わるそうです。

 以前intelは「2年ごとにアーキテクチャを更新していく」と宣言しましたが、それを改めて示した形です。この記事ではコア数に関して4コア以上言及していませんが、Gesherあたりでは8コアくらいになっていそうです。

 もう1点。もはやマルチモニタでもかなり隙間市場でしか見なくなった(いられなくなった?)Matroxが、またまた胡散臭いものを発表しました。

http://www.xbitlabs.com/news/video/display/20060620232134.html

 記事によれば、Thin Clientでもマルチモニタを実現するEpica solution packageなるものを発表し、これはハードウェアとソフトウェアの融合により提供されるそうです。クライアント・サーバ型でローカルにOSをもたないThin Clientでは、その構造上マルチモニタが通常実現できないが、サーバにEpicaのソフトウェアを導入し、クライアント(=Thin Client)側にEpicaグラフィックボードを装着すれば、2画面か4画面のマルチモニタが実現できる、とのことです。最大解像度は4画面で6400×1200だそうです。

 Thin Clientでマルチモニタとは、もはや一般ユーザとしては「ぽかーーん」というか、もうMatroxはコンシューマ向けグラフィックボードを作る気がまったくないのでしょうか?まともに出したのは、本当にParhelia APVeが最後になりそうです。

 この体たらくとなると、MatroxファンとしてはParheliaの64bit PCI版をいずれ買っておいた方がいいのかも?

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2006年6月20日 (火)

Core 2 Extremeで4.8GHzとNECパネル搭載LCD

 Core 2 Extreme X6800で4.8GHz動作を達成したそうです。

http://www.nordichardware.com/news,4039.html

 これが空冷(といってもエアコンプレッサ使用のようですが)で、FSBを437MHzまで高めて実現したようです。Super PI 104万桁はなんと10秒で、ここまできたかという感じです。この調子だと、そのうち5GHzを達成しそうな勢いです。

 Core 2 Extremeで4.8GHzとはProcessor Numberにするといくらになるのかしら?

 もう1点。NECディスプレイソリューションズから、21.3インチLCDが発表されました。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0620/nec.htm

 型番はMultiSync LCD2190UXi(BK)で、パネルはSA-SFT(Super Advanced Super Fine TFT)を採用し、これはNEC液晶テクノロジーのパネルになります。久しぶりの国産パネル搭載のLCDで、値段も207900円と結構安いです。

 NECディスプレイソリューションズはNEC三菱電機ビジュアルシステムズから三菱電機とに分離して以来、コンシューマ向けに積極的に製品を出すようになりました。NECブランドのLCDはPC98-NX付属品ディスプレイか、基本的に企業向けにしか販売していない製品(あと海外)くらいしかなかったのですが、三菱電機部分が抜けてからは危機感を感じているのでしょうか?

 ともかく、国産パネル狙いの人には、選択肢の一つになること間違いなしです。画質自体はRDT211Hと同じ傾向だとは思いますが。。

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2006年6月19日 (月)

GeForce 7600/AGP ベンチマーク

 GeForce 7600/AGPのベンチマークが出ています。

http://www.hkepc.com/hwdb/gf7600gsagp-1.htm

 GeForce 7600はローエンド~中堅くらいの、Radeon X1600対抗に位置するチップで、これのAGP版が出たとしたら、結構売れそうな感じです。ベンチ結果はRadeon X1600Proを凌駕しており、この性能で2万円台だとしたら、AGPシステムへの投資としても割に合うものになりそうです。

 問題はいつ日本に入るかですが、この感じだとさほど遠い将来というわけではなさそうです。

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2006年6月18日 (日)

Thunder K8HM販売開始

 ついにTyan Thunder K8HMが販売開始になりました。ユーザーズサイドで82,740円だそうです。

http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/20060617/ni_i_m9.html

 ・・・のはいいのですが、8月1日にRevision F Opteron発表とされている今、正直Socket 940マザーボードの購入時期としては難しいところです。さらにソケットをSocket Fにした後継モデルTyan S3992がすでにできあがっているとあって、さらにそれが買うべきかどうかを困難なものにさせています。

 やるとしたら、Opteron 256や254、285のような強力なプロセッサと一緒に買ってK8Lまで戦う決意をするかということになりますが、これとて投資として有効かどうかは判断つきかねるところです。これはPCI Expressのマザーボードがそれなりに出だした時期に登場した、Iwill DK8Nと状況が似ています。

 Serverworks HT-2000/1000でPCI Express x16環境をやりたいなら、S3992とRevision F Opteronが出揃ったときに突撃したほうがよさそうです。

 ちなみにこれの実物を店舗で見てきたのですが、プリント板に"Mitac S/N TYAN S/N"(だったかな)などというシルク印刷があり、TyanがMitacグループの一員であることが改めて示された形です。しかしシリアルナンバーを分けているとは、TyanとMitacで何か微妙な仕様の違いでもあるんでしょうか?

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2006年6月16日 (金)

メモリとグラフィックコントローラを統合?

 intelが将来、プロセッサにメモリとグラフィックコントローラを統合しようとしているようです。

http://www.xbitlabs.com/news/cpu/display/20060615075534.html

 記事では、intelは今のところ、メモリコントローラをプロセッサに統合することによるメリットは感じておらず(ダイサイズの肥大や対応メモリの変更が難しい、電力設計が難しくなるなどが理由)、短期的にはそのような製品を投入する予定はない。しかし、intelは統合することでメモリレイテンシの削減や、Memory Controller Hubが不要になるメリットがあることを認めており、将来的にはどこかのタイミングで投入する可能性があると示唆している、としています。

 またほかには、数年前からintelはメモリコントローラをプロセッサに統合するという噂が広まっていたが、グラフィックコントローラを統合するという話は初耳である、とも報道しています。

 プロセッサにメモリとグラフィックコントローラを統合したものとしては、記事でも指摘していますがP6コアを使ったTimnaを思い出します。Timnaは結局失敗して世に出ることはありませんでしたが、今頃になってそのときのアイディアが再び活用されるかもしれません。

 メモリコントローラのプロセッサへの統合が奏功したのはK8ですが、intelもこれに追従しようというよりは、メモリレイテンシの隠蔽をキャッシュでごまかすという今までの考えから脱却しようということであるようです。ただグラフィックも統合するとなると、これは記事でも指摘している通りローエンド向けになると思われます。

 プロセッサへのグラフィック統合といえば、もう7年以上前に出たCyrix MediaGXを思い出しますねえ。MMXにも対応していて、スペックだけなら結構高機能でした。ところで、この「MMX対応」というのが、486DX/SX出たてのころの「486搭載」くらいうれしい文言でした・・・って昔話はこれくらいにしましょう。。

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2006年6月15日 (木)

Athlon 64 X2はL2=512KBの製品に収斂?

 AMDはL2キャッシュが1MBの製品より512KBのほうを売りたいようです。

http://techreport.com/onearticle.x/10175

 

Core 2発表次の日になる7月24日に値下げをするという話があり、これにはAthlon 64 X2が含まれています。以前Single-CoreのAthlon 64の値下げの話がありましたが、これをDualcoreのAthlon 64 X2にも広げるようです。

 ところが、この価格表を見るとなぜかL2=1MBの製品がすっぽりと抜けており、これについていろいろと憶測があったようです。その後AMDから確証性の高い情報として、Q2/2006の終わりごろに一部のモデル、すなわちSocket AM2のAthlon 64 X2 4800+/4400+/4000+、Socket 939の4800+/4400+を生産終了(end-of-life)にして、L2サイズは512KBの製品へシフトしていくということがわかったそうです。これにより、L2=1MBの製品はSocket AM2ではAthlon 64 FX-62、そして出るであろうOpteron 100シリーズのみとなります。また、一部顧客にはSocket 939の4800+の供給を続けるそうです。

 なぜL2=1MBをやめるかについてですが、この記事では「Athlon 64において総合性能は、L2のキャッシュサイズが512KBか1MBかどうかよりも、結局のところ周波数でその良し悪しが決まる。これは、Socket AM2の性能をテストした結果正しいであろうとわかった。L2が大きいからといって、それに乗せられたプレミア価格を払う意義は感じられない。しかし、一部のスペックマニア達(specs-sensitive souls)などには、非常に残念な事態になりそうだ」としており、AMDとしても生産性と実性能を考えれば、L2が512KBですむのならそれに越したことはない、という判断と思われます。

 キャッシュサイズが大きくても総合性能に差がないのなら、それを小さくして値段を下げ、またEnergy Efficient版の登場など、ごちゃついてきた製品のラインナップを整理するという戦略は、方向性としては確かに正しいと思います。ただ多少でも性能が上がるのなら、どうせならキャッシュサイズが大きいほうがよいのもまた事実で、組み立てPC系のメディアやコミュニティにどう受け止められるかに関心があります。

 しかし実際のところ、「安く手に入って性能を出してくれるなら、512KBでも別にいいかあ」というのが一般的な組み立てPCユーザの見方かも。

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2006年6月14日 (水)

Tulsa情報

 最後のNetburstなプロセッサとなる、Xeon MPの最新版Tulsaの話です。

http://www.xbitlabs.com/news/cpu/display/20060613234355.html

 DualcoreであるTulsaはQ3/2006に出荷が予定され、L2はコアごとに1MB、L3は最大16MBを搭載します。Hyper-Threading、Virtualization Technology、Pellston(Intel cache Safe Technology)に対応し、TDPは150Wと95Wとされています(記事ではTDPは65nmプロセッサのおかげで95W程度に収まるのではないかとしています)FSBは667MHz(E8500用)と800MHz(E8501用)となります。

 また、この記事ではありませんがProcessor Numberもすでに出ていて、以下のようになっているようです。7xx0MがFSB 800MHz、7xx0NがFSB 667MHzとなっています。

Xeon MP
        7140M(3.40GHz, L3=16MB, FSB 800MHz)
        7130M(3.20GHz, L3=8MB,  FSB 800MHz)
        7120M(3.00GHz, L3=4MB,  FSB 800MHz)
        7110M(2.60GHz, L3=4MB,  FSB 800MHz)
        7140N(3.33GHz, L3=16MB, FSB 667MHz)
        7130N(3.16GHz, L3=8MB,  FSB 667MHz)
        7120N(3.00GHz, L3=4MB,  FSB 667MHz)
        7110N(2.50GHz, L3=4MB,  FSB 667MHz)

 もともとTulsaはQ4/2006に出す予定だったのですが、これを1四半期早めた形です。この次には4コアでCore MicroarchitectureとなるTigertonが投入され、対応チップセットはHigh Speed InterconnectをFSBとするClarksboroが対応します。これは来年前半登場だそうです。さらにその次にDunningtonが投入され、これは4コア以上という話です。

 しかしTigertonが来年前半となると、Tulsaは1年持つかどうかで、ここでも65nmプロセスのNetburstアーキテクチャなプロセッサは短命に終わりそうです。

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2006年6月13日 (火)

nVIDIAのAGPボードが生産できなくなる?

 nVIDIAが使用しているPCI Express to AGP Bridge(HSI)が生産されなくなり、AGPのnVIDIAチップボードがなくなるかもという話です。

http://www.eetimes.com/showArticle.jhtml?articleID=189400498

 記事によると、nVIDIAの生産パートナーのうち1社であるIBMの半導体部門から、AGP Bridge chipの生産を取りやめるとの話があった。これは、nVIDIAのローエンド向けAGPインタフェースのグラフィックボードが生産できなくなることを意味する。nVIDIAはほかのAGP Bridge chipを生産してくれる協力会社が見つかることを期待しているが、これは夏の間サプライチェーンの途絶が起こる可能性がある(要するにパートナーを探している間、ボードの生産が止まりかねない、ということでしょう)

 つまり、IBMからのHSI生産打ち切り通告により、nVIDIAチップを搭載したAGPのグラフィックボードが生産できなくなる恐れがあるということです。これはAGPシステムのユーザには打撃で、場合によってはいよいよPCI Expressシステムに移行せねばならない事態に発展する可能性があります。

 IBMがなぜHSIの生産打ち切りを決定したのか記事では触れていませんが、推測するに「もう組み立てPCユーザの多くはPCI Expressに移行しただろうから、AGPのBridgeは作らなくてもよいのではないか」という判断からかもしれません。しかし実際には、組み立てPCユーザのうちまだ結構な数がAGPユーザなのではないでしょうか?記事でも「AGPシステムは市場ではまだ相当数あると思われ、これは865ベースのシステムがあふれていることによる」と指摘しており、裏を返せばAGPボードはまだ需要があるという含みでもあります。

 こうなるとあとはATiにAGPボードの望みをつなぐしかないのですが、ATiとていつまで出し続けるか不明で、AGPシステムのユーザは理不尽な移行を迫られるのかもしれません。

 しかし新製品のAGPからPCI Expressへの移行は、予想に反して早いと感じています。915/925XでPCI Expressが登場したのは2004年6月で、私自身は「まあ、3年くらいは上から下までAGPとPCI Expressのボードが共存するだろう」と思っていましたが、実際には1年ちょっとで一気に移行してしまいました。440LXでのAGP登場以来、PCIとAGPのボードが長い間共存していたころを考えれば、業界の動きは実に慌しい感じですねえ。いつまでついていけるかしら?

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2006年6月12日 (月)

Revision Gの話

 Revision F K8が出て間もないのですが、Revision Gの話が出てきています。

http://techreport.com/onearticle.x/10149

 Revision Gははたして単なるダイのシュリンクか?という話ですが、記事によるとRevision GではIPC(Instruction per Clock)を向上させるための改良を行う。以前、Revision FとRevision Gの写真があったが、これにはRevision Gのコアの命令フェッチエリアには、何やらデコーダが3個から4個に増えており、これは別の役割を果たすデコーダと見られる部分があった。さらに、データキャッシュの領域上下に別のロジックがあり、これはout-of-order(依存関係にない) load/store bufferとout-of-order L2 read/write bufferなのではないかと指摘しています。

 また、プロセス技術の改善を考慮すれば、Revision G K8はIPCと周波数の向上がさらに見込め、次世代アーキテクチャではCore 2に対抗できる性能となりえるが、Revision GではCore 2からパフォーマンスリーダーの座を奪還するには不十分であるとしています。

 要するに、プロセス技術の進化でダイが小さくなったところに、新たに演算器の類を仕込もうという話であるようです。発想としては妥当ですが、これでCore 2に完勝できるかというと難しいという指摘はあながち間違いではなさそうです。

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2006年6月 9日 (金)

Core 2 Extreme対Athlon 64 FX-62ベンチマーク

 Core 2 Extrme X6800対Athlon 64 FX-62のベンチマークが出ています。今度は「なんちゃってFX-62」ではなく、れっきとしたSocket AM2のFX-62です。

http://www.anandtech.com/cpuchipsets/showdoc.aspx?i=2771

 ベースシステムはCore 2 Extreme X6800がP965、Athlon 64 FX-62がnForce 590 SLI、グラフィックボードはGeForce 7900GTXです。

 結果はメモリレイテンシの短さとメモリ帯域はAthlon 64 FX-62が上回るものの、その他SYSMark 2004、Winstone 2004-Multimedia Content Creation、3Dゲーム(Quake 4、F.E.A.R., Battlefield)すべてでCore 2 ExtremeがAthlon 64 FXを退ける結果となっており、DDR2-SDRAMを持ってしてもAthlon 64 FXはCore 2に勝てない結果に終わりました。

 さてAMDはこれにどう対処するか?何やらとりあえずなのかどうかは分かりませんが、Single CoreとなるAthlon 64シリーズの値下げを行うそうです。

http://techreport.com/onearticle.x/10139

 これによると、Athlon 64 3000+が$89、3200+が$99、3500+が$109、3800+が$139になるそうです。現在の価格からすれば、例えば3800+は実に半額以下です。intelのCore 2の意外な安値とPentium 4/Dの大ゲバーン、もとい大バーゲンへの対抗措置と思われますが、それならAthlon 64 X2も値下げすべきです。しかしAMDにそれができる体力があるか疑問で、今年後半はAMDにとって我慢時といえそうです。

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2006年6月 8日 (木)

Windows Vista β2 配布開始とCore 2マザーボード大集合

 ついにWindows Vista β2の配布が始まりました。

http://www.microsoft.com/windowsvista/ja-jp/preview.mspx

 今ダウンロードしようとしているんですが、初日ゆえさすがになかなかつながりません。ダウンロードしてインストールしたら、ここで簡単に紹介しようと思います。
 実は一般配布に先行して触っていたのですが、使った感触ではメモリは最低1024MBはないと話になりません。起動直後ですでに550MB程度使用しているためで、メモリ512MBだとメモリ128MBでWindows XPを使っているような感覚になります。。

 さて、家のシステムだとどんな感じになるのかちょっと楽しみです。

 もう一点はCore 2対応マザーボードが大集合です。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0608/comp08.htm

 基本的には上位向けが975X、主流がP965/G965、ローエンドが946PLなのですが、何やら怪しげに865Gで対応してきたり、互換チップセットではnForce 590 SLI Intel EditionやRadeon Xpress 200、PT880 Proなどが見受けられます。865GはFSB800MHz止まりなのに、ASRockのは「AGPにビデオカードを挿せばFSB1066MHz対応」などと、相当に怪しげなテクノロジが詰まっているようです。

 965シリーズ搭載マザーボードに関しては、記事にもある通りIDEコントローラチップをつけてIDEポートをつけている製品が多く見受けられます。まあそうだろうなあというか、さすがにIDEはないと困りますねえ。ちなみにうちは光学ドライブをプレクスターのPX-760SA/JPに変更し、ATAに関しては総シリアル化してしまいました。太いケーブルがなくなったのはいいのですが、Ultra 320 SCSIがあるので、SASを導入しない限りストレージの総シリアル化はできないですなあ。

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2006年6月 7日 (水)

Socket AM2/Fマザーボード大集合

 Revision FのSocket AM2/FのマザーボードがCOMPTEX 2006で大集合しています。PC Watchがよくまとまっています。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0607/comp04.htm

 Socket AM2マザーボードに関して気になったのはMSIのK9NU Neo-Vで、展示品の中で唯一ULi M1697を採用しています。ひょっとしたら、Socket AM2マザーボード全体でも、MSIくらいしか使っていないかもしれません。ごく一部にいるULiファンには、気になってしょうがないと思われる製品です。問題は日本に来るかどうか。。。

 Socket Fマザーボードに関しては、ASUSのKFN32-D SLIとTyan Thunder h2000Mに注目しています。KFN32-D SLIはnVIDIA SLIに対応しながらPCI-Xが2本、さらに32bit PCIが2本とあって、SLIをしなければ拡張性はなかなか高い製品です。32bit PCIが2本は大きいですね。

 続いてThunder h2000Mは、以前CeBIT 2006でTiger K8SSAと間違った札がついていたもので、ServerworksのHT-2000/1000で8レーン動作のPCI Express x16が2本ついており、スロット形状としてはThunder K8WEと同じです。nVIDIA SLIやCrossFireはできるかどうか不明です。Socket Fマザーボードを買うなら、私はこれを筆頭候補に入れています。

 他には、同じくCeBIT 2006でTyan Tiger K8WEとして紹介されていたものが、ここではTomcat n6650Wという名前に変わっています。PCI Express x16を4本も持ち、PCI-Xも2本備えています。Tomcat型番にしては豪勢なスペックなのですが、またつける看板を間違えているのかもしれません。他にはThunder n4250QEなる4-WayでPCI Express x16が4本もあったりするのがあったり(元はビジュアルテクノロジー向け?)予想通りTyan製品があれこれと展示されています。圧巻はAMDが展示している8Wayシステムでしょうか?見た目には割とコンパクトに収まっているのが印象的です。

 あとSocket F製品を見て気になったのがHTXスロットを装備しているマザーボードが多いことで、HTX対応のデバイスがこれからいろいろ出てくる前触れと思われます。コプロセッサやネットワーク製品が対応しそうです。

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2006年6月 6日 (火)

965正式発表とSocket F Opteronマザー展示その1

 COMPUTEX TAIWAN 2006が開催され、この開催期間中はねたが豊富にあること間違いなしですが、まずは1発目から。

 intel次世代主力チップセット、P965が正式発表となりました。intel自身のWebサイトから。

http://www.intel.com/products/chipsets/p965/index.htm

 P965はFSB1066MHz、メモリはDDR2-800でCore 2 DuoとPentium D/4に対応します。South BridgeはICH8で、Serial ATAはいわゆるSATA IIで3Gb/s、そしてついにIDE(Parallel ATA)が廃止されました。総シリアル化の流れの中で大英断でもありますが、IDEが大半を占める光学ドライブはどうするんでしょうか?

 COMPUTEXでは例によって、各社から採用マザーボードが怒濤のように展示されるものと思われます。

 次はSocket F Opteronシステムが展示されています。

http://www.dailytech.com/article.aspx?newsid=2709

 完成システムは一般ユーザにはほぼ関係ないのでマザーボードのみ紹介します。ここにはGIGABYTEのGA-3AESV-RHなるマザーボードが展示されています。チップセットにServerworks(Broadcom)のHT-2000/1000を採用し、メモリはDDR2-533/667のDIMM×12(なんか中途半端だなあ)で最大48GB、PCI Express x8が2本、x4スロット形状のPCI Express x1が1本、PCI-X/100MHzが2本、32bit PCIが1本、SASがオンボードになっています。
 これはCOMPUTEX 2006で展示されているSocket F Opteronマザーボードの一部で、他にも各社から様々な製品(特にTyan)が出展されていると思われます。

 Socket F Opteronといえば当初の7月から1カ月くらい出荷が遅れるそうで、購入を検討していた私としてはまたお預けを食らった格好です。年末まで今のOpteron 246×2で粘れという啓示かしら?処理速度にさほど文句はないんだけど、単に構成に飽きてきてそろそろ新しいのを触りたいなあという、実態は実にしょうもない物欲だったりするんですが。。。

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2006年6月 5日 (月)

Core 2 Duoのベンチマーク

 Core 2 Duoのベンチマークが内外で出てきました。ベースはintel自身の提供するシステムなので、日本語サイトを挙げることにします。

http://plusd.itmedia.co.jp/pcuser/articles/0606/05/news006.html
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0605/intel.htm

 評価対象はintelが用意したCore 2 Duo E6700+975XとAthlon 64-FX 60@2.8GHz+CrossFire Xpress 3200でグラフィックはRADEON X1900 CrossFire Editionです。その結果はCore 2 Duoの圧勝となっており、2005年で苦戦していた性能対決を今年後半は征することができそうです。

 しかし、intel自身のお膳立てということで、しかもAthlon 64-FXはSocket 939でSocket AM2でないところもあり(プロセッサが手に入らなかった?)、何やら「プロパガンダ」の香りがしないでもないですが、Core 2 Duoの性能を見るという意味では一つの参考になります。割と前にもCore 2対Athlon 64-FXのベンチマークが出てきて話題になりましたが、今回はintel自身が行ったことに目新しさがあります。

 今年後半はWoodcrestに始まるCore Microarchitectureなプロセッサの大攻勢が始まるとあって、見どころがいろいろありそうです。

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2006年6月 4日 (日)

965でCrossFireがサポートされない?

 今日はちょっとした話(小ねた)です。intelの次世代チップセット965シリーズ(Broadwater)では、ATiのCrossFireがサポートされないという話です。

http://www.dailytech.com/article.aspx?newsid=2667

 これによるとFoxconnの技術者が言うには、Core 2 Duo用の965チップセットでは出荷時にはCrossFireをサポートしない。DDR2-800でFSB1066MHz、なおかつCrossFireをサポートするチップセットを求めるなら、ATi自身が出荷する予定のRD600にするかない。将来的にATiが965でCrossFireをサポートするかどうかは不明としています。またこれはnVIDIAがSLIを、基本的にnVIDIA自身のチップセットでのみサポートする方針にしたように、ATiもそのようにしようとしているようだ、という話です。

 つまり、来るべきCore 2時代にintelプラットフォームでCrossFireをやろうと思ったら、現在サポートしている975Xのみということになります。975Xは次世代Core 2 ExtremeのKentsfieldもサポートするそうで、メモリサポートはDDR2-667にとどまるものの、最近のintelにしては息の長いチップセットになりそうです。

 ATiとintelは最近関係が以前より良好なように見受けられますが、CrossFireだけは譲れない、ということでしょうか?個人的にはnVIDIA SLIとCrossFireのユーザ比率が興味あるんですが、どこかに調査結果が載ってたりしないんですかねえ?

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2006年6月 2日 (金)

AMD 4x4

 昨日に引き続いてAMDねたです。"4x4"なる、2コア・2プロセッサのゲーマー向けプラットフォームを提供するという話です。

http://www.dailytech.com/article.aspx?newsid=2638

 これはハイエンドゲーマー向け(enthusiast)に2コア・2ソケットのプラットフォームで、AMDはnon-ECC/unbufferedのチップセットをリリースする予定であるとされています。これはAM2ベースとなります。AMDによればこれはサーバ・ワークステーションをコンシューマ向けに性能を落としたものではなく、まったく新しい設計であると主張しています。

 

また、各プロセッサが相互に直接メモリアクセスが行えるのを"Direct Connect"なんてAMDは名付けていますが、スライドを見る限りブロック図的には、Opteronの2-wayシステムのプロセッサがAthlon 64 FXになっただけですね。なんとなく名前のつけ方がintelみたいで、なんだかなあという感じです。

 AM2 basedで新規設計とあるのですが、これはSocket AM2を2個並べたものなのか、それともまた別に新しいソケットになるのか、詳しくは分かりません。ただ新規ソケットになりそうな気配です。となると、この4x4向けに新しいプロセッサを起こすのかもしれません。

 ただ、この手の隙間向けプロセッサを変に独自ソケットにしてしまうと、あとからいろいろと困ることが容易に予想されるので(にっちもさっちも行かない例がSocket 940のAthlon 64 FXか?)、後先を考えるなら本当に4スレッドがほしいならば、Socket F Opteronを選んだ方が何かと都合がよさそうです。

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2006年6月 1日 (木)

AMDがATiを買収?

AMDがATiの買収に関心を示しているという記事で、実に興味深いです。この話に合わせて、ATiとAMDの株価も上がっているようです。

http://www.xbitlabs.com/news/video/display/20060601032119.html

記事によると、AMDはATiの買収に関心を示しており、これが実現すればAMDはプロセッサからプラットフォーム、グラフィックまで(top-to-bottom platform)を手に入れるが、ATiは自社の生産工場を所有しておらず、チップの生産をAMD自身で行わざるを得なくなり、結果生産能力の制約がされかねないとされています。また、この投資が新規技術開発や生産能力に影響を与える恐れもあり、買収が成功したからといって薔薇色であるとは限らないとも指摘しています。

この指摘は概ね的を射ていて、AMDの目指すところはintelのような総合型なのでしょうが、如何せん自社チップの生産すら苦しんでいる(独ドレスデンの新規工場Fab 36で大分これは解消されるようですが)という現状では、ファブレスのATiを手に入れても生産問題にすぐにぶつかります。

ただ、統合効果そのものは大きいといえそうです。現在のAMD自身のチップセットAMD-8000シリーズはサーバ用であり(AMD-8151はAGP Tunnelで、ワークステーション用としては時代後れ)、グラフィック統合型チップセットを持つATiを傘下に入れれば、ローエンドからハイエンドまで一通り自前で作れることになり、プラットフォーム戦略も今までの「リファレンスだけ作ってあとは人任せ」から立てやすくなります。

つまり、生産問題さえ解決すれば、AMDのATi買収は実りのあるものになりそうです。AMDは最近工場拡張を打ち出しており、この問題に対する解決策としようとしているのかもしれません。

ただ、ATiもAMDもSouth Bridgeを作るのが下手なので、その問題改善も行わねばならなさそう。。

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