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2006年8月31日 (木)

AMD-ATiのモバイルプラットフォーム第一弾

 AMDとATiの協業第一弾として、Q4/2006にATiプラットフォームのノートを出すようです。

http://digitimes.com/mobos/a20060830A7037.html

 これには「横浜」という開発名がつけられ(評価用プリント板には漢字で「横浜」と書かれているのが面白いです)、プロセッサにTurion 64 X2、チップセットはATiのRS690M/RS690DC/RS790Mを使用します。また、横浜プラットフォームでは無線LANとしてBroadcom、Atheros、Airgo Networksの製品を採用するようです。プロセッサ、チップセット、無線LANということから、これはCentrinoに対抗したものといえます。今のところは高性能ラップトップ(high-performance laptops)を考えているようです。

 ちなみにチップセット、プロセッサ、無線LANの三位一体ということで、AMDも何か新しいブランドを作るのか?という疑問が湧いてきますが、intelへの対抗上何かしらつけるのではないかという気がします。

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2006年8月30日 (水)

将来FB-DIMMに取って代わるかもしれないテクノロジ

 MicrobufferなるものがFB-DIMMの驚異になるかも、という話です。

http://www.theinquirer.net/default.aspx?article=34014

 これによると、信頼できる情報筋の話として、MicrobufferなるものによりAMB(advanced memory buffer)を使わずとも、非常に高速に動作するRegistered DIMMが作れるそうで、intelがこれを強く推進しているみたいです。また、このMicrobufferは電力問題の考慮や、FB-DIMMが要求するような手の込んだ信号も不要となる、ということです。

 この記事ではMicrobufferについて具体的な話は書かれていませんが、名前からしてバッファの類と思われ、これが実現すれば再びRegistered DIMMへの回帰となりそうです。

 FB-DIMMは広帯域・大容量が取れることからサーバ・ワークステーション用としては最適なものの、如何せん消費電力が大きいようで、DIMMの冷却が推奨(必須?)されるなど、こればかりはAMDの主張もあながち間違いというわけではなさそうです。

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2006年8月29日 (火)

Windows Vista価格表

 Microsoft社内の手違いか、Windows VistaのSKUと価格が出てきました。

http://www.dailytech.com/article.aspx?newsid=3974

 発売日は来年1月30日とされ、価格は以下のようになっています。Fullはクリーンインストール版、Upgradeは文字通りアップグレード版です。

                              Full   Upgrade
  Windows Vista Home Basic    $199 / $99.95
  Windows Vista Home Premium  $239 / $159
  Windows Vista Business      $299 / $199
  Windows Vista Ultimate      $399 / $259

 最上のUltimateが$399で、Windows XP Professionalよりそれなりに高くなります。日本円だと実売価格で5万円弱程度でしょうか?RC1もそろそろ出てくると思われ、開発は着々と進んでいるようです。というより進んでないとまずいですねえ。

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2006年8月28日 (月)

GeForce 7600GT/AGPベンチマーク

 GeForce 7600GT/AGPのベンチマークが出てきました。

http://www.hardwarezone.com/articles/view.php?cid=3&id=2031

 秋葉原では先週から販売となりましたが、細かいベンチマークなどは意外と見つからないので、念のためあげておきました。3DMARK05ではRadeon X850XT Platinum Editionに後れをとっているものの、全般的に6800GTや7800GSを超える性能を発揮しています。この性能で2万円台半ばは確かに安く、秋葉原で売り切れ店舗が続出したのも頷けます。
 これと昨日のAM2NF3-VSTAとAthlon 64 X2 4600+あたりを組み合わせれば、十分ゲーム機に仕上がる・・・って、新規に組み立てるような構成じゃないか。。。

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2006年8月27日 (日)

Socket AM2でAGP

 AGPのついたSocket AM2マザーボードなんて代物が出てきました。

http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/20060826/etc_am2agp.html

 型番はAM2NF3-VSTAで、この手の際物常連のASRockからです。チップセットはnForce3 250で、当然ながらPCI Express非対応です。そういえばこないだ、865PEでCore 2 Duoが使えるマザーボードがこれまたASRockから発売されましたが、それのSocket AM2版に対応するものといったところでしょうか?

 「手持ちのパーツを活かして云々」と書いてありますが、AGP世代のユーザだとメモリはDDR-SDRAMになるためメモリが使い回せません。メモリが使い回せる865PE+Core 2 Duoと比べてコストが上がってしまいます。となると、転がせるのはグラフィックボードくらいで、コスト面を含めるとちょっとメリットが薄いかなあという感じがします。よほど気に入ったAGPのグラフィックボードでもあれば別ですが(Matroxユーザにこういう人が見受けられる)、そういうユーザはごく少数ではないでしょうか?ついでにいうと、AGPの名品グラフィックボードはAGP2X/3.3V止まりのものが多く、AGP8X/1.5V専用となるこのマザーボードでは使えません。

 PCIスロットが5本あることから、どちらかというとPCIボードを何枚も挿している人向けという気がします。

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2006年8月26日 (土)

PCI Express x1のIDEボード

 PCI Express x1のATAボードが発売されました。

http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/20060826/etc_pcieata.html

 製品は玄人志向のATA133RAID-LPCIEで、ATAコントローラはJMicronのJMB361を採用しています。このJMicronのチップはP965搭載マザーボードのATAコントローラとしてよく搭載されており、それをPCI Express x1のボードとして切り出した形です。

 最近はSerial ATAへの移行が顕著なのか、IDEポートが1つしかないマザーボードが多くなっており、IDE資産を多く持つユーザには不便な状況となっていました(私もそうです)甚だしきはIDEポートがないものもあります。

 そこで今なら大抵の場合空いているPCI Express x1に挿せるこのボードは、確かに都合がいいです。とはいっても、うちの場合PCI Expressの空きがないので、このボードは使えないわけですが。。

 光学ドライブのSATA化が進めば、マザーボードからIDEポートが一掃される日も来るのかもしれませんが、今のところSATA化は遅々として進まず、またそもそもSATAインタフェースは現状光学ドライブ程度では不要ということもあって、向こうしばらくIDEポートの需要は続きそうです。

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2006年8月25日 (金)

HD DVD/Blu-rayの再生は64bit版Windows Vistaのみ?

 今回はちょっと変わったところから。HD DVD/Blu-rayは32bit版Windows Vistaでの再生をサポートしない?という記事です。

http://www.reghardware.co.uk/2006/08/25/hollywood_demands_64-bit_pcs/

 正確には、Windows Media Player 11では64bit版Windows Vistaでない限りHD DVDやBlu-rayの再生に対応しない、というものです。サードパーティのアプリケーションもこれに追従するであろうとしています。これはMicrosoftの上級プログラムマネージャが言うには、32bitモードはあまりにもコピー保護の抜け道が多すぎるから、ということだそうです。

 これに関して、東芝やソニーが出しているHD DVDやBlu-rayの再生を32bit版Windows XP上で行っているが、特に問題があるようには見えない。だが、フル解像度出力に関して、コンテンツ会社が地域の制限やHDCP準拠を強要するようになれば、様々な問題が発生するであろう。こうなると再生用ソフトやハードウェアの更新を迫られかねない、と報じており、このあたりはどうやらハリウッドの要求であるようです。

 しかしだからといって64bit環境がコピー保護に関して安全というわけではなく、例によっていたちごっこであるため、ハリウッドにしろMicrosoftにしろ、何やら思い違いをしているような気がしてなりません(Microsoftに関しては「言われたから」32bit版を外した、というのが実態かもしれません)単にWindows XP x64稼働装置の台数ベースが32bit版に比べて圧倒的に少なく、そういう不正をやる人がまずいないだけという感じがします。

 余談ですが、コンテンツ会社のこの手の「物言い」は消費者を無視した内容が概して多く、今の地上デジタル放送関連のがんじがらめなどは、使用者不在の最たる例なんじゃないかと思っています。
 著作権を守ることは重要ですが、その著作物を消費するのは誰かという視点が抜け落ちており、既得権にしがみつく組織など見苦しい面が多々見受けられますなあ。。

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2006年8月24日 (木)

K8LのPower Management

 K8Lの周波数と電力関係の話が出てきました。

http://www.theinquirer.net/default.aspx?article=33887

 K8Lは現在のK8の後継にあたり、当初から4コアで設計され65nm SOIプロセスの製造です。L3は4コア共有で2MB、HyperTransportのリンク数が増加、またIPCの改良がなされています。このあたりはすでにあちこちで報じられているのですが、今回何が新しい情報かというと、K8Lでは各コアがPLLを持ち、これによって各コアが独立した周波数で動作が可能だということです。

 例えば、一つのコアが3GHzで動作させたいが、他のコアはいわば「どうでもいい」とき、一つだけ3GHz、その他は1GHzという真似が可能になるそうです。これにより、単純計算で33%の消費電力の削減となります(実際はそんなに単純ではない)

 これは確かに消費電力削減の一環にはなり得ますが、この記事では4コアともなるとマザーボードのVRM設計が難しくなってくるとも指摘しており、そのあたりも総合して考えるとことは単純ではなさそうです。しかし消費電力の面で有効打であることは確かなので、今後intelも当然のように導入してくると思われます。

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2006年8月23日 (水)

Radeon X1950 XTX発表およびベンチマーク、ソニーLCDの国内・北米販売終了へ

 昨日記事にしたRadeon X1950 XTXですが、発表が予定通り行われました。

http://ir.ati.com/phoenix.zhtml?c=105421&p=irol-newsArticle&ID=898452&highlight=

 それに伴い、早速ベンチマークも出てきます。とりあえず2つほど。しかし最近はnVIDIAよりATiのほうがファンが「ドライヤー」化しつつあります。

http://www.theinquirer.net/default.aspx?article=33872
http://www.hardwarezone.com/articles/view.php?cid=3&id=2020

 hardwarezoneの記事では3DMARK05/06やF.E.A.RなどではさすがにGeForce 7950 GX2に後れをとっているものの、Quake 4では逆転しています。the INQUIRERの記事はX1900 XTXとの比較のみになっています。この性能で$449は確かに安いです。

 グラフィックに関係して表示装置の話で、ソニーが10月頭には国内と北米でLCDモニタの販売をやめるそうです。

http://www.digitimes.com/displays/a20060822A1001.html

 日本国内と北米以外では販売は続けるそうですが、この動きはソニーのLCDモニタからの撤退とも受け取れ(日本と北米は一大市場)、来年には撤退とも言われているようです。ソニーのLCDモニタ世界シェアは2005年では10位とされ、記事では撤退は必然だったと指摘しています。

 国内モニタメーカに関連して、シャープも日本以外の一般向けLCDモニタ事業から撤退し、ハイエンドモニタと液晶テレビに注力すると報道されており、世界における日本のモニタメーカはますます地位低下していくようです。

 ソニーのLCDに関しては最近新製品の話もなく、またLCD市場自体の成長鈍化、低価格化による利益率低下など、撤退に向かうのは確かに時間の問題かなという気がします。ここ1~2年のLCDの価格は確かに異常な安さで、画質にこだわらなければ、19インチでも安いもので3~5万円台で買えてしまうありさまです。17インチなどややもすると2万円後半です。

 個人的にはこの手の安物は強く薦めませんが、ともかくこの業界なんでもかんでも安くなってしまったのだなあと最近つくづく思います。

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2006年8月22日 (火)

Radeon X1950 XTX/CrossFire、X1900XT 256MB登場と3DLabsエンジニアの今後

 明日にRadeon X1950XTX、X1950 CrossFire Edition、X1900XT 256MBが発表されるようです。

http://www.dailytech.com/article.aspx?newsid=3878

 Radeon 1950シリーズはコアクロック650MHz、メモリはGDDR4を採用し、2GHzで動作します。Radeon X1900XTはX1900GTとX1900XT 512MBの間を埋めるモデルになります。いずれも48ピクセルシェーダ、Full HDCP Compliantです。実際に入手可能になるのは9月半ばあたりとされています。
 ベンチマークとしてはX1950 CrossFireがGeForce 7950 GX2 SLIを凌駕しており、ATi次世代主力グラフィックボードたる性能を有しているようです。価格はX1950 XTX/CrossFireで$449、X1900 XT 256MBで$279と割と安価に設定されています。

 もう1点。2月にOpen GLグラフィックボード市場からの撤退を発表した3DLabsですが、関連エンジニア達はintelに移ったみたいです。

http://techreport.com/onearticle.x/10597

 これは噂されているintelの外部グラフィックボード開発の布石なのかもしれませんが、ともかく職にありつくことができたようです。

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2006年8月21日 (月)

ATiチップセットの今後

 ATiチップセットの今後の話です。

http://techreport.com/onearticle.x/10595

 今のところ、intel向け次世代チップセットRD600は当初の予定通り出荷します。しかし、今後intel向けチップセット開発メンバーをAMD向けにシフトしていき、2007年には今の半分程度にintel向けの事業を縮小し、2008年には出荷をやめるそうです。

 やはりAMD傘下となってはintel向け事業はやりにくいようで、バスライセンス問題もあって、ATiチップセットのAMD特化は自然な流れともいえます。しかし、これでintelの有力なローエンド向けチップセットが将来なくなってしまうのもまた事実で、intelとしてはローエンドの利益率を考えれば少しやっかいなことになるかもしれません。

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2006年8月20日 (日)

Socket F Motherboard 販売開始

 15日にRevision F Opteronの発表が行われ、すぐに秋葉原でも販売が始まりましたが、それに合わせてSocket Fのマザーボードも販売開始となりました。

http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/20060819/ni_i_mf.html

 一発目はいずれもServerworks(Broadcom)で、Tyan Thunder h2000MとTiger K9HEです。Thunder h2000Mは72000円を切る価格でこのクラスとしては安く、しかもトップバッターで販売されるマザーボードとしては珍しいServerworksチップセット採用です。

 他には、ASUSのSocket F マザーボードKFN5-D SLIも展示が始まっています。こちらはnForce Professional 3000シリーズ採用です。

http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/20060819/etc_kfb5dsli.html

 Socket Fマザーボードは他にもSupermicroやRioworksかも月末までに販売が開始されるようで、来月にはマザーボードの選択肢含めて導入環境が整いそうです。しかし、肝心のOpteronが相変わらずの強気な価格をつけており、やっぱり金のかかるシステム構成となることは間違いなさそう。。(2006/08/21:URLにリンクを設定)

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2006年8月17日 (木)

GeForce 7950GT/7900GSとKentsfield情報

 GeForce 7000シリーズに、新たに中堅クラスの製品が加わるようです。

http://www.vr-zone.com/?i=3898

 型番はGeForce 7950GTと7900GSです。7950GTは7900GTXの下位にあたり、G71ベースでコアクロックが550MHz、メモリクロックが700MHz、Dual Dual-Link DVI+HDTV-Out、24ピクセルパイプラインで画像メモリは512MBです。登場は9月半ば、値段は$299と中堅向けとあって安めです。7900GSは7950GTの下位、7600GTの上位にあたり、これは9月末登場とされています。
 測定環境が書かれていないものの、3DMARK06は4687だそうで、価格帯の割に高速な印象です。

 もう1点は、Kentsfieldの登場時期などについてです。

http://www.hkepc.com/bbs/itnews.php?tid=653100&starttime=0&endtime=0

 以前ここでQ4/2006に登場が早まると書きましたがその変更はなく、予定通り登場させるようです。周波数は2.66GHz、L2は4MB×2、FSB 1066MHzで、Core 2 Extreme X6800より少し周波数が下がります。そしてX6800とQ1/2007まで共存します。価格はExtremeラインということで$999が想定されています。

 X6800より周波数は下がるがコア数は増えるということで、なんとなくPentium 4 Extreme 3.73GHzとPentium Extreme 840の関係に似てなくもない感じがします。例によってレビュー記事で「4スレッドを求める人には・・・」というPentium Extreme 840のときのような書かれ方をしそうで、Kentsfieldの性能を本当に求める人は当初は少ないかもしれません。

 関係した話で、KentsfieldのXeon版Clovertownも同じくQ4/2006に登場し、Xeon 5300番台というProcessor Numberが付与されています。FSBは1066MHzで周波数は未定です。

 このリンク先のスライドにはAthlon 64 FXのロードマップも載っていて、Kentsfieldと同時期にFX-64が登場するものの、AMDのデスクトップ用4コアプロセッサはQ3/2007までは予定がなさそうです。

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2006年8月16日 (水)

nForce Professional 3000シリーズ発表とDDR3サポートintelチップセット

 nVIDIAのSocket F Opteron向けサーバ・ワークステーション用チップセット、nForce Professional 3000シリーズが発表となりました。nVIDIAのプレスリリースから。すでに出荷が始まっています。

http://www.nvidia.com/object/IO_34826.html

 nForce Professional 3000シリーズは3種類あり、以下のような構成になっています。

  3600 MCP : 1~8プロセッサかそれ以上のサーバ向け。PCI Express、Gigabit Ethernet、SATA 3Gbps、Legacy I/Oを1チップに統合
  3050 MCP : I/Oコンパニオンチップ。PCI Expressを28レーン持ち、3600 MCPと組み合わせることで合計56レーンかそれ以上のPCI Expressを持つことが可能
  3400 MCP : 1プロセッサのサーバ・ワークステーション用。nVIDIA SLIをサポート。6ポートのSATA 3Gbpsをサポート

 基本的にはデスクトップ用のnForce 500の上位モデルとなります。

 もう1点は、intel次世代チップセットではDDR3-SDRAMがサポートされるという記事です。

http://www.theinquirer.net/default.aspx?article=33719

 965シリーズ後継のBearlakeシリーズのうち、Bearlake-X/G+にてDDR3-SDRAMで1333MHzのメモリがサポートされるそうです。これらはQ2/2007予定のBearlake-P/G発表後に登場するとされています。

 ちなみにBearlake-Xは975Xの後継にあたり、4コア(Kentsfieldが初出)、FSB 1333MHz、ICH9/R/DH、PCI Express 2.0、16レーン×2のPCI Express Graphicsをサポートします。PCI Express x16が2本ということで、975Xに引き続いてCrossfireがサポートされるのか、それともnVIDIA SLIのみのサポートになるのかは不明ですが、ATiがAMDに買収されたことへの報復として、Crossfire対応が外される可能性は捨てきれないところです。

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2006年8月15日 (火)

Revision F Opteron正式発表とPentium 4終焉

 夏期休暇に入り、夏コミ参加(天気が心配されましたが、「本戦」の3日目は晴れて何よりでした。2日目は雷などえらいことに)などで更新がちょっと滞っていましたが、本日より平常通り更新していきたいと思います。

 まず一つ目から。本日Revision F Opteronが正式発表となりました。AMD自身のプレスリリースから。

http://www.amd.com/jp-ja/Corporate/VirtualPressRoom/0,,51_104_543~111564,00.html

 Revision F Opteronはすでに各所で報告されている通りSocket F(1207ピン)でメモリはDDR2-667、HyperTransportは1GHz、AMD Virtualization、すべて2コアです。価格表はリンク先に任せるとして、ここでは組立市場ではユーザにとって最も関係のありそうな2-Way・通常電圧版を挙げます。

Opteron 2220 SE(2.8GHz, TDP 120W) $1165
        2218   (2.6GHz, TDP 95W)  $873
        2216   (2.4GHz,    TDP 95W)  $698
        2214   (2.2GHz,    TDP 95W)  $523
        2212   (2.0GHz     TDP 95W)  $377
        2210   (1.8GHz     TDP 95W)  $255

 基本的な値段のつけ方は従来のOpteronと同じ傾向です。これでサーバ・ワークステーションセグメントでもCore Microarchitectureを迎え撃つ体制ができました。2-Way以下は単純な性能面でWoodcrestに押され気味ですが、4-Way以上はしばらくOpteronの優位が続きそうです。

 もう1点。Pentium 4は来年2月についに生産終了となるそうです。

http://www.theinquirer.net/default.aspx?article=33698

 この記事ではPentium 4 Extreme EditionやPentium D、Celeron Dにも言及していますが、結論としてはQ1/2007以降はデスクトップ用Netburst系のプロセッサの生産は終了し、すべてPentium MとCore/2に置き換わります(2006/08/16追記:いきなり全部がなくなるわけではなく、在庫分は販売が続けられ、一部は組み込みやOEM用に残ります)ただXeonでは、これから登場のTulsaや先々月登場のDempseyがあるため、全セグメントでのNetburst終焉は大分先になりそうです。

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2006年8月12日 (土)

865PEでCore 2 Duoのマザーボード販売開始

 865PEでCore 2 Duoが動作するマザーボードなんてのが発売となりました。

http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/20060812/etc_conroe865pe.html

 COMPUTEX TAIPEI 2006でいくつかのマザーボードメーカが865+Core 2 Duoのマザーボードを出展していましたが、国内の販売という点ではこれが一発目になります。FSB 1066MHz時にはメモリがDDR-400のみという制限があるそうです。従来環境を流用しながら、プロセッサだけ最新・・・というのは総合性能面でバランスを欠くことが多いのですが、実用レベルなAGPのグラフィックボードが販売されていることもあり、865PEならまあどうにかなりそうな感じはします。
 このパッケージに書いてあるConroe E4xxxとは多分FSB 800MHz版と思われますが、詳細は不明です。

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2006年8月 9日 (水)

ASUS-GIGABYTE合弁会社とATiブランド存続署名活動

 新たな再編の波です。GIGABYTEがマザーボードおよびグラフィックボード部門を分離し、ASUSと合弁会社を設立することを発表しました。ASUS自身のプレスリリースから。

http://www.asus.com.tw/news_show.aspx?id=3900

 これによると、資本金は80億台湾ドルで、出資比率はGIGABYTEが51%、ASUSが49%、2007年1月から営業開始となります。この合弁会社からは引き続きGIGABYTEブランドの製品が提供されます。

 Tier 1と呼ばれるマザーボードメーカ同士の合弁会社が設立されるとは、この業界も再編が進むのかもしれません。マザーボードの利益率は低いようで、GIGABYTEにしても利益を上げているのはOEM事業だそうです。よって、プレスリリースのタイトルは「戦略的提携」となっていますが、リスク管理の観点から利益率の低い部門を切り出した、というのが実情のような気がします。

 マザーボードメーカはこの2社の他MSIなどのように数を出すか、TyanやSupermicro、Iwillのように上位クラス品に特化するかで二極化が進んでおり(OEM専業という第三極もある)、前者はred oceanで文字通り修羅場なので、今後このような再編が進むのかもしれません。でも、マザーボードメーカで一番体力があるのはほかならぬintelだと思います。

 もう1点。AMDによるATiブランド潰しですが、ブランド存続のために署名活動が始まったようです。

http://www.thepetitionsite.com/takeaction/948903027?ltl=1155060916

 これを書いている時点では894集まっています。ATiファンの方は署名に加わってみてはいかがでしょうか?署名者の国籍に米国の他、妙にロシアやウクライナ、東欧が多いです。日本はありませんでした。。

 まあこれは個人が起こしたものなので、どこまで運動が広がるかははなはだ不明ですが、ATiのブランドがなくなることに危機感を覚えているユーザが多いようです。

 私個人としては、ATiブランドがなくなるとは考えにくく(せいぜいATiをAMDに変えるくらい?)商業的にもいきなり変えたら逆効果だと思うのですが、ともかく今後どうなるのか追っていく必要があります。

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2006年8月 8日 (火)

ATiブランドは消滅?

 ATiブランドは消えてしまうかもしれません。

http://www.vr-zone.com/?i=3882
http://www.theinquirer.net/default.aspx?article=33529

 the Inquirerの記事では、nVIDIAが3dfx買収後、3dfxおよびVoodooのブランドをあっと言う間に消し去ってしまったように、AMDも同様にATiブランドを「抹殺」にかかるだろうと指摘しています。合併ではなく買収なので、AMDの経営陣がATiブランドの抹殺を始めても別段驚くことではないとしています。

 これはプロセッサからグラフィックボードまでAMDの「緑」で染まってしまうことを意味します。新ブランド名はまったく未定ですが、AMDは語尾に"-on"をつけるのが好きなので、これに倣った名前になるかもしれません。

 vr-zoneの記事ではインタビューもあり、ATiの欧州広報が「ブランドに対して個人的な愛着はないが、何より重要なことはよい製品を世に送りだすことである」と話しています。

 以前のAMDとATiの合併発表時の共同会見では「ブランドも製品も存続」としていましたが、この記事が事実ならば今まで慣れ親しんできたRadeonブランドなどが消滅してしまうかもしれません。ただ、AMDが進駐軍的に事を進めるとはちょっと驚きです。あれだけ友好を演じていたのは芝居だった?

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2006年8月 7日 (月)

Tyan Socket Fマザーボードプレビュー

 Revision F Opteronは予定通りなら来週にも発表となりますが、それに先駆けてマザーボードのプレビュー記事が出てきました。

http://www.phoronix.com/scan.php?page=article&item=524&num=2

 この記事で取り扱っているのはTyan Tiger K9HE(S3970)で、チップセットはServerworks BCM5785(HT-1000)でuPGA 1207ピンのソケットが2個、DIMMが8本(DDR2-SDRAM, ECC-Registered, DDR2-667)にPCI-X/133MHzが1本、32bit PCIが4本という構成です。Serial ATAはNCQ対応なものの1.5Gbpsにとどまっています。オンボードグラフィックはXGIのVolari Z7で画像メモリは16MBです。出荷は今月中を予定し、今回プレビューしたのは製品版だそうです。

 COMPTEX 2006でもいろいろとSocket Fのマザーボードが出てきましたが、製品レベルは初めてではないでしょうか。プレビューなのでベンチマークはありません。

 ちなみにこの記事ではnVIDIAチップセットにも言及していて、nForce Professional 3000/3050/3060がSocket F対応チップセットになるそうです。これはGigabit LANコントローラを4個、Serial ATAIIが12ポート、nForce PRO 3600 MCPではPCI Expressを28レーン持っており、現在のnForce Professional 2200/2050の後継たりえる仕様に仕上がっています。

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2006年8月 6日 (日)

Core 2 Duo祭りとPCI to PCI Express変換ボード

 Core 2 Duo発売に伴う深夜販売ですが、結構盛り上がったようです。

http://akiba.ascii24.com/akiba/news/2006/08/05/663876-000.html
http://journal.mycom.co.jp/news/2006/08/05/400.html
http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/20060805/etc_core2midnight.html

 日本法人の共同社長が2人とも出張る気合も入りようです。中には怪しげな「神」が降臨してきたり(「中の人」はインテル・チャネル事業部の天野伸彦氏)ミニゲームの景品に焜炉(Conroe)やメロン(Merom)(・・・)があったり、ともかく深夜にもかかわらず多くの人出で盛り上がったようです。
 Windows XP x64のときはあまり盛り上がらなかったのですが、今回の盛り上がりは深夜イベントとしては久しぶりだったのではないでしょうか?

 もう一点は、PCI-PCI Express x1変換ボードが発売開始となりました。

http://akiba.ascii24.com/akiba/news/2006/08/05/663884-000.html

 このボードはPLX TechnologyのPEX8111を搭載しており、これはPCI <-> PCI Expressの相互変換が可能なブリッジチップです。詳しくはPEX8111の仕様書かProduct Briefをご覧ください。Low Profleのボード以外はケースが閉じられない場合がほとんどですが、ともかく面白そうなボードであることは確かです。

 PCI Express x1に挿すボードがほとんどないので「ふた」なんて言われてたりしましたが、私個人としてはPCI Expressに挿すボードは何枚かあり、しかも今使っているTyan Thunder K8WE(PCI Express x16が2本)ではなんと「PCI Expressスロットが足らん」といいだす始末です。しょうがないので、16レーンスロットに1レーンのボードを挿してますが(このあたりはPCI Expressのフレキシビリティに救われてる)、あと1本PCI Expressがあると楽なのになあと思います。

 PCI Expressスロットが足りないという人も今ではまだ珍しいと思いますが、そのうち足りないといいだす人は増えそうです。

 ちなみに持っているPCI Express x1デバイスはSerial ATAIIボードとIEEE1394bボードで、今はしょうがなくIEEE1394bボードを外しています。

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2006年8月 4日 (金)

G965搭載マザーボード登場

 G965搭載マザーボードが販売スタートしました。

http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/20060805/etc_g965.html

 P965搭載マザーボードはすでに各社から出ているのですが、G965は初です。SupermicroのPDSBAで、見た目には堅実な作り・・・と思ったらATAポートがありません。空きランドはあるので、ATAポート搭載モデルがあると思われます。
 高めの値段がついているSupermicroのシングルプロセッサ用マザーボードを選んで買う人は少ないと思いますが、私としてはオーバークロックで遊ぶつもりもなく、何事もなく動作することが第一なので、Supermicroもいいかなあと思ってたりします。

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2006年8月 3日 (木)

Revision F Opteron値段

 Revision F Opteronの価格が出てきました。

http://www.dailytech.com/article.aspx?newsid=3635

8-Way用
Opteron 8220 SE(2.8GHz/L2=1MBx2?) $2621
        8218(2.6GHz/L2=1MBx2)     $2127
        8216(2.4GHz/L2=1MBx2)     $1498
        8214(2.2GHz/L2=1MBx2)     $1153
        8212(2.0GHz/L2=1MBx2)     $864

2-Way用
Opteron 2220 SE(2.8GHz/L2=1MBx2?) $1153
        2218(2.6GHz/L2=1MBx2)     $864
        2216(2.4GHz/L2=1MBx2)       $691
        2214(2.2GHz/L2=1MBx2)       $517
        2212(2.0GHz/L2=1MBx2)       $373
        2210(1.8GHz/L2=1MBx2)       $252

 低消費電力版の値段も出ています。

Opteron HE 8216    $1812
        HE 8214    $1325
        HE 8212    $1008
        HE 2216    $777
        HE 2214    $604
        HE 2212    $446

 2-Way版のスペックは8-Way版と同じと仮定して書いています。Opteron 8xxと2xxと同様に違うということはないでしょう。やはりこんなものかという印象で、今のOpteronと値段のつけ方は同じような感じです。

 これはつまりさほど安いというわけではなく、相変わらずプロセッサの値段で組立の際に苦戦しそうです。性能面でもWoodcrestに劣勢なので、組立市場では「Xeon出戻り組」が増えるのかもしれませんねえ。

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2006年8月 2日 (水)

Iwill買収とSocket F Opteron販売開始

 最近買収話が多いのですが、今度はIwillが買収されました。

http://www.amdzone.com/modules.php?op=modload&name=News&file=article&sid=6065

 Iwillは近年は2-Way以上のいわゆるサーバセグメントのマザーボードを中心に開発・出荷していますが、台湾Flextronics International(本社シンガポール)という製造受託会社に買収されました。このFlextronicsというのは航空宇宙や自動車関連、電子計算機や一般向け電子機器、医療機器などを設計・製造しているそうですが、どうやらOEM/ODM事業を強化するにあたりマザーボード事業が欲しかったみたいです。

 基本的には役員などの上級職はそのままに、サーバ向けマザーボードやネットワーク製品の開発もこれまで通りだそうです。

 Iwillといえば知人がSocket 940 DualのDK8N(nForce3 Pro 250)を使っているのですが、このマザーボードではどういうわけかWindows Vista Beta 2がx86/x64いずれもインストールできなかったみたいです。ACPI関連で青画面が出ているそうですが、BIOSのACPI定義がVistaにとって気に入らないのかもしれません。製品版でどうなるかですが、それも駄目ならIwillサポートに英文メールを投げるしかない?

 もう1点。Socket F Opteronが早ければ今週にも販売されるそうです。

http://akiba.ascii24.com/akiba/news/2006/08/01/663794-000.html

 今回予価が出てきたのはOpteron 82xxで8-Way用です。8-Way用とあって価格も高く、最上位の8218で30万円近くとなっています。本命は2-Way版の22xxですが、対Woodcrestに向けて多少安くするのか、それとも相変わらずの高値安定なのか、Opteronユーザとして関心事であります。

 そういえばSocket F Opteronの発表は15日になりそうということだったのですが、今回のはフライングになるんでしょうか?

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2006年8月 1日 (火)

Q2/2006のグラフィック市場シェア

 Q2/2006のグラフィック市場のシェアが出てきました。

http://www.xbitlabs.com/news/video/display/20060731234259.html

 Q1/2006比で以下のようなシェアとなっています。

  intel   40.30%(+1.2%)
  ATi     27.60%(-1.1%)
  nVIDIA  20.30%(+1.3%)
  VIA     8.20% (-0.8%)
  SiS     3.50% (-0.2%)
  Matrox  0.10% (+/-0%)
  Others  0.40%

  Total   100%

 intelの1位は変わりませんが、ATiがややシェアを落とし、nVIDIAがATiが減らした分を奪い取る形になっています。

 細かい部分を見ていくと、デスクトップ用グラフィックチップでは62%が内蔵、残り38%が外付けとなっており、デスクトップ用全体だとintelが34.8%、ATiが26.3%、nVIDIAが23.9%です。外部VGAに限ってみると、nVIDIAが51.5%、ATiが47.9%で、寡占化が非常に進んでいます。

 モバイル用グラフィックチップでは75%が内蔵、残り25%が外部で、モバイル用全体でintelが54.9%、ATiが31%、nVIDIAが10.9%です。モバイル用外部VGAだとnVIDIAが36.7%、ATiが63.1%となっています。

 ちなみにデスクトップ用外部グラフィックチップは、nVIDIAとATi以外ではMatroxくらいしか目ぼしいメーカはおらず、それも0.10%とは随分と存在感が薄くなってしまったなあという感想です。内蔵VGAではVIAとSiSがチップセットシェアの後退に伴って落としつつあり、かつてのVIAとSiS黄金期を考えればこれまた地味になったという印象です。

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