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2007年2月28日 (水)

ItaniumとXeonのプラットフォーム共通化

 将来的に言われているXeonとItaniumのシステムバスの統一化ですが、その一歩となる動きです。

http://www.xbitlabs.com/news/cpu/display/20070227190938.html
http://www.dailytech.com/Intel+Moves+Towards+Itanium+and+Xeon+Convergence/article6236.htm

  4コアとなるItanium2のTukwilaはMontecitoの後継で登場は2008年後半、システムバスはcommon serial interconnect(CSI)を使用します。これはHyperTransportの対抗とされています。また、将来的にはItaniumとXeonは一歩踏み込んで、設計ツールやアーキテクチャの構成要素などを共通化していきます。これにより、ローエンドのXeonシステムにもItaniumを持ってくることが可能、すなわちXeonとItaniumを同一プラットフォームで使用できるようになるとされています。

 ただプラットフォームが共通化されても、Itaniumのおかれている現状(メインフレームかHPCくらいにしか居場所がない)を考えると、ローエンドで使えるようになるといっても、実用面ですぐにメリットが出てくるとは考えにくいです。IA-64の馬力が必要とされる場面がどれだけ増えてくるか、といったところが鍵でしょうか。

 ItaniumやXeon MPは一般ユーザにはまったく縁のない話ではありますが、技術動向として紹介しておきます。

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2007年2月27日 (火)

CrossFireのオープン化を検討

 ATiがCrossFireのアーキテクチャをサードパーティに公開する計画があるそうです。

http://www.hkepc.com/bbs/itnews.php?tid=748630&starttime=0&endtime=0

 CrossFireとNVIDIA SLIは従来自社チップセットに対応が限られてきましたが(例外はCrossFireの975X/P965)、これをサードパーティに公開する計画を検討しているそうです。現段階では、PCI Express x16のスロットが2本あれば、チップセットを問わずとりあえずCrossFireが有効になるそうです。また記事では、これが実現すればCrossFireのシェア拡大、ひいてはNVIDIAにSLIアーキテクチャのサードパーティへの公開につながるのではないかとしています。

 チップセットに縛られずCrossFireができるならば、これは確かにユーザメリットは大きいと思います。しかしNVIDIAが対抗するかどうかは、CrossFireの広がり次第ともいえそうです。

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2007年2月26日 (月)

CrestlineはDirectX 10対応とRV630続報

今回はグラフィックでもintel内蔵の話です。

http://www.tgdaily.com/2007/02/23/intel_crestline_graphics/

 今年5月に登場が予定されているintelの次世代ノートプラットフォームのSanta Rosaですが、DirectX 10互換になるそうです。Santa RosaのチップセットであるGM965(Crestline)の内蔵グラフィックははDirectX 10互換となり、これはすなわちAeroが動作することや、DirectX 10を使用するゲームが遊べることを意味します(ゲームに関しては実用的な速度で遊べるかどうかの議論はおいておきます)

 Aeroが動作する条件は内蔵グラフィックチップセットには割と厳しく、今のところ、ノート向けUMA型チップセットでAeroが動作するのは945GMなどごく少数ですが、Santa Rosaの普及を機に広まっていくものと思われます。

 グラフィック関連でもう1点、RV630の続報です。この辺りの話はほとんど朝令暮改の状態なので、参考程度です。

http://www.vr-zone.com/?i=4695

 65nmプロセスの製造は以前からお伝えしたとおりですが、統合型シェーダ、DirectX 10世代、Shader Model4.0、メモリバスが128bit、HDCPエンジンを2個搭載します。また3種類のモデルが存在し、Kohinoor(GDDR4)、Orloff(GDDR3)、Sefadu(GDDR2)と搭載メモリにあわせてそれぞれ開発名がつけられています。KonhinoorとOrlooffはCrossFireおよびPCI Express 2.0に対応し、6ピンの電源コネクタが必要になります。SefaduはCrossFire非対応ですが、電源コネクタが不要です。

 またUVD(Universal Video Decoder)を搭載し、これはAVIVO機能のエンハンスするものとされています。位置づけとしてはRadeon X1900GTより上の性能帯で、CeBIT 2007に展示が予定されていますが、性能は明らかになっていません。量産は5月とされています。

 余談ですが、Kohinoor、Orloff、Sefaduは調べてみたところいずれも大型ダイアモンドの名前だそうで、"one of the world's largest diamonds"といわれています。しかしR600ならともかく、RV630のような中堅クラスにつけるにはちょっと豪華すぎる気がします。さらに脱線すると、ダイアモンドといえばPRINCESS PRINCESSの「Diamonds」が好きだったんですが、あれはもう何年前でしたかねえ。

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2007年2月25日 (日)

オープンソースBIOSとAthlon 64 X2 6000+販売開始

 グラフィック関連が続いていたので、今回は目先の違った話をお届けします。システムの安定性や運用性、性能、互換性など非常に重要な役割を果たし、PC/AT互換の核をなすシステムBIOSですが、これがオープンソースになったという記事です。

http://www.xbitlabs.com/news/mainboards/display/20070223145912.html

 AMDのエンジニアから、GIGABYTEのM57SLI-64(nForce 570 SLI搭載、Socket AM2)用のBIOSのソースコードが先月リリースされたということです。これにより、Linux支持者からは、必要に応じて(オーバークロック機能の改良、バグの修正など)マザーボードのBIOSを修正することが可能になると歓迎されています。

 この背景には、LinuxBIOSというロスアラモス国立研究所発のプロジェクトがあり、これは独自機能で固められたBIOSを、現行32bit OSのロードに必要な処理のみを実行するようにしたような軽量版BIOSの開発を主眼としています。そして、BIOS修正を自由にできることになれば、そういったこれまでBIOSのバグ対策で行ってきたOS Kernelの修正から開放されるだろう、だそうです。

 しかし記事でも指摘していますが、BIOSのソースコードが修正できるからといって、オリジナル版よりよくなるとは限らず、また安定性や互換性を維持しながらプログラミングができるかどうかはわかりません。レベルダウンが起こったり、論理ミスやチップへのレジスタ設定ミスなど、起動できないようなBIOSをフラッシュしてしまったときにはどうするのかなど、オープンソース化したからとしてもいろいろと課題があります。

 またほかの問題として、BIOSのソースコードはx86アセンブラ記述であり、これを解する現役プログラマがかなり少ないということも挙げられます(このような状況から、BIOS開発者の間では若手の育成や人材不足の問題もあるそうです)LinuxのKernelを変更できるようなプログラマでも、C言語はよく理解できてもx86アセンブラはCほど、という人は多いのではないでしょうか(統計取ったことないので、ここはただの憶測でしかありませんが)

 また、x86アセンブラのほか、各種機能の初期化やデバイス認識の処理方法など、BIOS修正に当たって必要な知識は多岐にわたります。チップの初期化に関しては、チップベンダが仕様書をOEMとNDA契約による開示のみを行っていることも多く、どこまで修正が行えるのかは少し疑問です。たとえば、intelがWebページで公開しているチップセット仕様書は、PCIコンフィギュレーションレジスタやMemory Mapped I/Oの設定値、チップのピン配置や電気特性などが公開されているのみで、メモリやチップセット初期化の仕様書が公開されていないため、Webページにおいてある資料のみでは当然ながらチップセットやメモリ初期化部分のコードは書けません。オーバークロック機能の改善にしても、PLLの仕様書がなかったり、メモリレイテンシの設定方法などが分からなければどうにもなりません。

 というわけで、実際にBIOSを修正できる技術力と知識のあるプログラマは、ごく少数なのではないでしょうか?しかし、長年秘密の領域だったBIOSのソースコードが開示される意義は決して小さくはないと思います。PC-9821のITF解析をやっていた人には、結構面白い遊び道具になるかもしれません。

 もう1点は、2月20日に発表されたばかりのAthlon 64 X2 6000+ですが、秋葉原などでも早速販売が開始されています。

http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/20070224/etc_amd.html

 価格は6万円前後で、各店舗で販売されています。発表の日にレビュー記事があちこちで掲載されていますが、Barcelonaの登場も考えると、正直あまり「買い」のプロセッサではないという印象です。TDPも125Wと高く、しばらく様子見でもよいと思います。

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2007年2月24日 (土)

NVIDIAがG84/AGPを検討中

 NVIDIAが、DirectX 10世代のAGPインタフェースのグラフィックボードを検討中だそうです。

http://www.theinquirer.net/default.aspx?article=37790

 記事によると、NVIDIAはGeForce 7600GS/AGPの後継となるG84 AGPなるものを準備しており、4月の登場が予定されています。これにより、AGPシステムでもDirectX 10の恩恵にあずかることができます。これはG84がこれまでのGeForce 6600/7600とピンコンパチであり、ボードの再設計がほとんどいらないことにより可能となったとされています。というより、最初からこれを考慮してピンコンパチな設計にしたのでしょう。価格は100ユーロ程度(2/24での1ユーロ=約159円)が予定されています。

 NVIDIA/ATiとも、なんだかんだいってAGPへの面倒見がいいのは、現役のAGPシステムがまだまだ多いことの裏返しとも思われます。例えば、ユーザ層が組立に偏っているPC Watchの読者環境アンケートですら、今年1月の調査段階でAGPユーザが4割を超えているので、世界的に見ればこれより多いのではないでしょうか?

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2007年2月23日 (金)

Barcelonaの登場時の周波数とNVIDIAのG80の次世代はG90に

 2月6日に紹介した4コアのOpteron(Barcelona)情報ですが、Q2/2007には登場するそうです。

http://www.hkepc.com/bbs/itnews.php?tid=746541&starttime=0&endtime=0

 x266/x264/x262(x=8/2)がトップバッターで、サンプルが5月、量産が6月とされています。Q3/2007にはより高速化されたx268SE/x270SEが登場し、x268SEが2.4GHz,x270SEが2.5GHz、TDPは120Wに上がります。そして2.6GHzのx272SEがQ2/2008のリリース予定となっています。Q2/2007に登場予定のBarcelonaのスペックを以下の表にまとめました。いずれもシステムバスにHyperTransport 1.0を使用します。

8000/2000シリーズ(Socket F), L2=512KBx4, Shared L3=2MB, 65nm
モデルナンバー 周波数 TDP リリース メモリ
8266/2266 2.3GHz 95W Q2/2007
5月サンプル、6月量産
ECC-Registered
DDR2-667
8264/2264 2.2GHz
8262/2262 2.1GHz

 Clovertownの3GHzも攻めてこようというのに、2.3~2.5GHzくらいで戦えるほど性能に自信があるのでしょうか?

 もう1点は早くもG80の次世代の情報です。

http://www.theinquirer.net/default.aspx?article=37791

 現在、NVIDIAはさらにG80シリーズのリリースを控えており、更なるハイエンド品について検討中だとしています。熱と消費電力の問題が解決されれば、G80の2チップボードであるGX2のリリースを考えているそうです。また、G80ベースとなるハイエンドのG90の生産に向けて、よりコスト効率の高い方法を必要としており、現在製造受託会社であるTSMCと協同し65nmプロセスによる製造を検討中だそうです。これにより、GDDR4を使い高周波数でコアを動作させることができるとしています。

 しかし実際には、65nmプロセスへの移行には厳しい技術的課題があり、これを乗り越えられれば全チップを65nmに移行することができるだろうとしています。ちなみにこのG90は2H/2007中に登場といわれていますが、NVIDIAは本件について特にコメントしていません。

 まとめると、G80の次はG90となり、これは65nmプロセスでの製造となるのではないかということです。記事にもありますが、AMDも90nmから65nmへの移行に苦戦したので、より複雑なグラフィックチップとなると確かに難しそうです。

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2007年2月22日 (木)

ATi 600のリリース遅れ情報と45nm Xeonの年内登場情報

 ATi Radeon X2900(R600)のリリースが当初の予定より遅れるかもしれないそうです。

http://www.xbitlabs.com/news/video/display/20070221023825.html

 記事によると、当初予定していた3/30から数週間程度リリースが遅れ、Q2/2007にずれ込むとのことです。これは戦略上の理由であり、より広い市場への展開を図るためとのことです。 

 直接遅れた理由は簡単で、ラインナップが変更になり、製品の出荷が遅れたそうです。ボードベンダに実際に到着するのは第12週か第13週で、これはQ1/2007も終わりごろとなります。これゆえ、ATiはQ1/2007中のリリースをあきらめたとされています。実際のR600のリリース日や、R600の登場に合わせたRV610/RV630の計画も明らかになっていません。

 これが事実だとすれば、4月中に拝むのはちょっと難しくなってきた気配です。

 もう1点は、45nmプロセス品のXeonをなんと2H/2007に出せそうという話です。他には3GHzのClovertownも準備しているそうです。

http://www.dailytech.com/article.aspx?newsid=6185
http://www.vr-zone.com/?i=4687
http://www.xbitlabs.com/news/cpu/display/20070221162530.html

 intel Server Platform Groupのgeneral managerの話として、もともとQ1/2008に予定していた45nmプロセスのPenrynベースのXeonが、2007年半ば以降に出せそうということです。デスクトップの45nm品は年末登場予定、量産は2008年とされていたので、場合によっては45nm品でもXeonがCore 2に先駆けることになります。またこのPenrynベースのXeonは、現行のXeon 5000/5100/5300と同じプラットフォームを使うそうです。ちなみに次世代アーキテクチャのNehalemは2008年にずれたそうです(Penryn世代とは互換性はないとされる)

 他にはHPCやワークステーション市場向けに、3GHzのClovertownに対応し、対応FSBを1600MHzに高めたチップセットを2H/2007中に登場予定とされています。

 このあたりの動きは、45nm品の試作に成功したこと(すなわち量産にめどがついたと思われる)と、強敵となりうる同じ4コアのBarcelona対抗と連動していると思われます。

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2007年2月21日 (水)

ATi R600のWHQLドライバ提供時期とRV610/630の正式(?)製品名

 ATi R600の登場に合わせて、WHQLロゴ取得済ドライバを同時に提供するという話が出ています。合わせて、RV610/630の製品名も出てきました。

http://www.theinquirer.net/default.aspx?article=37726

 ATiは3/30と言われているRadeon X2900 XTX(R600)に合わせて、WHQLロゴ取得済みのドライバを提供する予定があるそうです。このドライバはWindows XP/Vista用でCrossFireもサポートしますが、x64版Windows VistaでのDirectX 10サポートについては明言されていません(またx64は後回し?)ロゴ取得済ドライバの同時提供は、OEMにとってもありがたい話です。

 また、ここでRV610とRV630の製品名も出ていて、RV610がRadeon X2200、RV630がRadeon X2400となるそうです。2月16日の記事ではRV630がX2600、RV610がX2300としていましたが、早くも変わったようです。X2900は決まった(とされる)ものの、RV610/630についてはまた変わるかもしれないので、現段階で予定している製品名と考えておいた方がよさそうです。

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2007年2月20日 (火)

ATi R600の最終仕様が決定

 ATi R600の最終仕様が決定したそうです。

http://www.dailytech.com/AMD+Releases+Final+R600+Specs/article6138.htm

 製品名は2月15日にもお伝えした通り、Radeon X2900XTX(最上位品)となり、3月30日に登場予定です。トランジスタ数は700M、メモリバス幅は512bitでGDDR3/4に対応します。OEM向けとリテール向けの2種類が用意され、ボード長はOEM向けが12インチとなります。

 また、リテール向けボードは2スロット占有型で9.5インチ、ベーパチャンバーを使った冷却機構を使用しますが、OEM版は静音ファンが用いられます。画像メモリはX2900 XTXではGDDR4 1GBが搭載されます。

 その後1カ月遅れで、R600のGDDR3版が登場し、これはRadeon X2900XTとなります。画像メモリは512MB、周波数はX2900XTXより下がります。冷却機構はヒートパイプ式となります。

 他には、Native CrossFireに対応し、内部ブリッジで接続されます(=ケーブルやマスタカードは不要)またnative HDMIや3種類の製品が用意されるとしています。電源コネクタは2個あり、片方が6ピン、もう片方が8ピン(2x4)ですが、従来の6ピンと互換性をもっており、8ピンコネクタに6ピンを挿すことも可能です。

 デモはCeBIT 2007(3/15~3/21)に、リファレンスデザイン品のみボードメーカにより行うことが可能とされています。

 これまでいろいろとふらつきのあったR600の仕様ですが、ようやくこれで決定となる・・・のかな?かな?ってこれじゃどこかの鉈(なた)持ちですが、それはともかく、これが予定通り進めば、4月には実物が拝めることになりそうです。しかしOEM版が静音ファンというのであれば、こちらも何かしらの形で流通してほしいとも思ったりします。

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2007年2月19日 (月)

NVIDIA MCP68情報

 NVIDIAのSocket AM2向け次世代内蔵グラフィックチップセット、MCP68の情報です。

http://www.dailytech.com/article.aspx?newsid=6133

 この1チップとなるMCP68を次の四半期(Q2/2007, 量産は3月からを予定)に登場予定としています。これにはGeForce 7シリーズ派生のグラフィックコアが統合されます。このグラフィックコアはHDMI(HDCPキーをチップセットに統合)とDVIを出力先として備えます。また、D-Sub15、S端子、コンポジット、コンポーネントそれぞれのビデオ端子にも対応し、PureVideo HDによるhigh definition動画再生支援機能をハードウェアで有します。ただし、再生支援は720pまでの解像度の動画に限られます。

 このグラフィックコアはDirectX 10の対応はなされず、DirectX 9.0に止め置かれます(Vista Premium対応で、Aero動作可)また、PCI Express x16と3本のPCI Express x1スロット、Serial ATA(3.0Gbps)が4ポートとIDEが1ポート、USB 2.0が12ポート、Gigabit Ethernetを統合します。消費電力は11W程度とされています。

 スペックからしてメーカPCには結構もってこいな感じがします。

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2007年2月18日 (日)

intel ICH10情報

 グラフィック関連の話題が続いていましたが、今回はチップセット情報を。来年登場予定のICH10の情報です。

http://www.nordichardware.com/news,5683.html

 ICH10ではついにPS/2とパラレルポート(LPT)が廃止され、10Gigabit Ethernetの統合や、プロセッサ負荷や消費電力軽減を図る新テクノロジが搭載されます。また無線LANコントローラの統合を検討しているそうです。またこの新チップ(ICH10のことと思われる)とConroeの組み合わせにて、Bearlakeから搭載されるActive Management Technologyとハードウェアベースのファイアウォールが15%程度性能向上するそうです。

 ついにPC/AT互換の象徴のひとつであったPS/2とパラレルポートが廃止されることになります。Super I/O配下のフロッピィディスク、シリアルポート、パラレルポート、PS/2は近年(PC98システムデザイン以降)レガシーデバイスなどと呼ばれ、これらを早く排除したい業界(というよりMicrosoftとintel)の意向が見え隠れします。しかし実際には、Super I/Oに接続するデバイスを使う企業やユーザの需要から、廃止できていないのが現実です。店頭向けPC、とりわけノートPCでは廃止がかなり進んでいますが、企業向けPCではまだかなりの数がレガシーデバイスを搭載しています。

 我々一般ユーザの場合、パラレルポートよりPS/2がなくなるほうが問題です。USBキーボードやマウスユーザには影響がありませんが、高コストがかけられた古い時代の、PS/2接続の良品キーボードを使っているようなキーボード愛好家には切実な問題です。USB-PS/2変換もありますが、キーボードによって動作しないことがあり、一筋縄ではいきません。USB変換して動けばよいのですが、動作しない場合はキーボードをあきらめるか、マザーボードの入れ替えをあきらめるかという選択を迫られることになります。

 USB変換といえば、オブジェクトが販売していたPC-9801キーボードをUSB変換する98toUSBが、いつの間にか販売終了になっていました。いつかもう1個買おうと思っていたのですが残念な話です。PS/2に変換する98toATはまだ販売しているのですが、上述のとおりPS/2がなくなると、結局同じ問題にぶつかります。

 ちなみにWindows Vista Ultimate x64上でも、98toUSBによるPC-9801FX/U2付属キーボード(使い始めて15年目!まったく壊れる気配がしない頑丈さがすごいです)は問題なく使えています。単なるヒューマンインタフェースデバイスに見えているだけなので動作しないとは思えないのですが、ともかくWindows VistaでもいわゆるPC-9801RDFキーボードが使えるのはありがたい話です。

 って、半分くらいキーボードの話になってしまいましたね。。

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2007年2月17日 (土)

GeForce 8800GTS/320MB販売開始

 今週発表されたGeForce 880GTS/320MBですが、早速秋葉原でも一斉に販売が開始されています。

http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/20070217/etc_nvidia.html

 価格はおおむね4万円台半ば~後半で、各店舗とも在庫はあるようです。一部にはオーバークロックモデルもあり、コスト重視するがより性能を求めるユーザはこちらを選ぶのもよいかもしれません。

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2007年2月16日 (金)

ATi RV630/RV610の詳細情報

 ATi RV630/RV610の詳細情報です。CeBIT 2007の開催が近づきつつあるからか、いろいろと情報が漏れ聞こえてきます。

http://www.theinquirer.net/default.aspx?article=37657

 登場は5月上旬予定、RV630がX2600シリーズ、RV610がX2300シリーズとなります。スペックを表にして以下にまとめました。昨日のVR-Zoneの記事ではどちらもメモリバス64bitとされていましたが、こちらでは128bitとなっており仕様が錯綜しています。このあたりはまた変わる可能性があるので、現段階でATiが考えている仕様だと思って参考程度にしておいたほうがよさそうです。

型名 製造プロセス シェーダ数 コアクロック メモリクロック メモリバス幅 メモリタイプ 画像メモリサイズ 価格
X2600XT 65nm 64 650MHz 1600MHz 128bit GDDR3 256MB $200
X2600PRO 65nm 64 550MHz 1400MHz 128bit GDDR3 256MB $150
X2300XT 65nm 32 650MHz 1400MHz 128bit GDDR3 256MB $100
X2300PRO 65nm 32 500MHz 1400MHz 128bit GDDR3 256MB/128MB $80(256MB)
$70(128MB)
X2300LE 65nm 32 500MHz 800MHz 128bit GDDR2 128MB $60

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2007年2月15日 (木)

R600の正式な製品名とその2チップボードを開発中?

 ATi R600の製品名についてですが、公式にX2900シリーズに決まったそうです。最近VR-Zoneがこの手のねたをよく仕入れてますね。。

http://www.vr-zone.com/?i=4672

 これによると、R600の製品名はRadeon X2900シリーズと決まり、最上位モデルのRadeon X2900XTXが最初に、下位となるX2900XLがあとから遅れてリリースされます。また、下位品のRV610/RV630はスペックに間違いがあり(2月11日の記事で紹介)、いずれも65nmプロセスでメモリバスは64bit(2月11日の記事ではRV630は128bitとされていた)となります。またR600は80nmプロセス製造で700Mトランジスタ、メモリバス幅は512bit、電源コネクタは8ピンと6ピンですが、8ピンコネクタに6ピンケーブルを挿してもよいそうです。X2900XTXを組み込んだシステムはCeBITで一部関係者のみに公開される予定です。

 そのR600ですが、2チップボードを開発中だそうです。

http://www.theinquirer.net/default.aspx?article=37631

 この2チップボードはRadeon X2800XTX2なる型番だそうです(注:上の記事より、実際の型番はX2900XTX2となると思われる)これはNVIDIAの2チップボードGX2の対抗馬で、つまるところR600が2個載っているボードだそうです。実装方法についてはわからないが、例によってボードを2枚一組にするのではないかと言われています。コアクロックは575MHz、メモリクロックが2GHz(GDDR4)、メモリバスは技術上の問題から256bitになるそうです。画像メモリは512MBx2=1024MB、シェーダユニット数が96個、80nmプロセスでの製造となります。価格は$600程度を考えているそうです。登場時期はこの記事では言及されていません。

 メモリバスが半分になるとすれば、実際の性能は2チップという割には伸びないかもしれません。

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2007年2月14日 (水)

外付けグラフィックR600とGeForce 8x00シリーズスペック表

 つい先週、PCI Express External Cabling 1.0としてPCI Expressの外付けケーブルが規格化されましたが、早速これを使った製品にATiが取り組むようです。

http://www.theinquirer.net/default.aspx?article=37607

 これによれば、Lassoなる開発名で、外部PCI Express x16接続のR600をベースとしたグラフィックスを開発中だそうです。デスクトップPCとノートPC両方で使うことを想定しており、すなわち、ノートPC側に外部のPCI Express x16/x8コネクタを装着すれば(これについては1社が検討中としています)、ノートPCのグラフィック性能を強化でき、大型の外部LCDでもゲームを遊ぶことが可能だとしています。またCrossFireについても検討中だとしています。登場は夏前を予定しており、同じくPCI Express x16の外部マルチグラフィックボックスであるNVIDIAのQuadro Plexとぶつけたいとしています。

 ノートPCは内蔵グラフィックスが多く、ゲームを遊ぶ場合には基本的に貧弱な性能です。場所をとらないノートPCを本体として、外部LCDで3Dゲームを遊びたい、動画を見たいという需要は、そこまで多くはないにしてもあるのではないかと思われます。ただR600ベースとなると、その外付けグラフィックボックスが主に冷却面から大きめになりかねず、実はデスクトップPCと占有するスペースはあまり変わらなかったりして。。。

 もう1点は、GeForce 8x00シリーズのスペック表が漏れ出てきました。

http://forums.vr-zone.com/showthread.php?t=129309

 表を以下にまとめました(リンク先の画像をハイパーテキスト化しただけですが。。。)

型名 製造プロセス シェーダ数 コアクロック メモリクロック メモリバス幅 メモリタイプ 画像メモリサイズ 価格
8950GX2 80nm 96 550MHz 2000MHz 256bit GDDR4 512MBx2 $599
8900GTX 80nm 128 700MHz 2200MHz 384bit GDDR4 768MB $549
8900GTS 80nm 128 600MHz 2000MHz 320bit GDDR4 640MB $499
8800GTX 90nm 128 575MHz 1800MHz 384bit GDDR3 768MB $449
8900GT 80nm 96 600MHz 1800MHz 256bit GDDR3 512MB $399
8800GTS 90nm 96 500MHz 1600MHz 320bit GDDR3 640MB $399
8800GTS 90nm 96 500MHz 1600MHz 320bit GDDR3 320MB $299
8900GS 80nm 96 550MHz 1600MHz 256bit GDDR3 512MB $299
8900GS 80nm 96 550MHz 1600MHz 256bit GDDR3 256MB $249
8600GT 80nm 64 650MHz 1800MHz 128bit GDDR3 256MB $199
8600GS 80nm 64 550MHz 1400MHz 128bit GDDR3 256MB $149
8300GT 80nm 32 600MHz 1600MHz 128bit GDDR3 256MB $99
8300GS 80nm 32 500MHz 1400MHz 128bit GDDR3 256MB $79
8300GS 80nm 32 500MHz 1400MHz 128bit GDDR3 128MB $69
8300LE 80nm 32 500MHz 800MHz 128bit GDDR2 128MB $59
8100GS 80nm 32 450MHz 800MHz 64bit GDDR2 128MB $49

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2007年2月13日 (火)

ATi R600XTXのベンチマークとGeForce 8800GTS/320MBの正式発表

 ATI R600XTX(X2800 XTX予定)のベンチマーク情報です。ついでに具体的なスペックも出てきました。

http://www.vr-zone.com/?i=4648

スペックを以下にまとめました。

演算能力: 614.4GFlops(4way×(MADD(2flops) + MUL(1flop))× 800 MHz × 64 SPs)
コアクロック: 700MHz
メモリクロック: 1100MHz (2200 DDR)
メモリ帯域: 140.8 GB/sec(512bit メモリバス幅)
シェーダ処理: 87200 Operations/sec
ピクセルフィルレート: 19600 MPixels/sec
テクスチャフィルレート: 19600 MTexels/sec
頂点処理: 15600 MVertices/sec

 評価環境は3DMark03/05はAthlon 64 FX-55、WHQL driver and 1024x768 noAA/noAFです。結果を以下の表にしました。

ベンチマーク X2800XTX(700/2200) 8800GTX(575/1800) X2800XT(625/1800) 8800GTS(500/1600) 7950GX2(500/1200)
3DMark03 43606 41274 34623 32567 29257
3DMark05 17387 15467 16135 13773 12886

 3DMark06は15032 3DMarksで、こちらの評価環境はCore 2 Extreme QX6700の5.3GHz駆動(FSB 353.3MHz)、Radeon X2800XTX 1GB 512bit 0.85ns GDDR4 @
700MHz/2200MHzです。

 3DMark03/05は最上位のX2800 XTXはGeForce 8800GTXを上回っているものの、見ると圧倒的というわけでもありません。他のさまざまな3Dベンチマークでの判断が必要ですが、一つの目安にはなります。

 またもう1点、ライバルのNVIDIAのGeForce 8800GTS 320MB版が発表されました。公式リリースから。

http://www.nvidia.com/object/IO_39680.html

 早速各社からボードが発表されています。画像メモリ容量以外のスペックは640MB版と同じで、価格も4万円台後半あたりが多いことから、結構売れるのではないかと思われます。

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2007年2月12日 (月)

Athlon 64 X2値下げとBarcelonaの省電力機構情報

 AMDのAthlon 64 X2値下げ情報についてですが、2月9日のthe Inquirerの記事通り本日価格改定されました。

http://www.digitimes.com/systems/a20070212VL205.html

 基本的には2月9日の内容と同じですが、一部異なっているところやシングルコア品の値下げも行われています。以下の表にまとめました。

プロセッサ名 旧価格 新価格
Athlon 64 X2 5600+ $505 $326
Athlon 64 X2 5400+ $485 $267
Athlon 64 X2 5200+ $295 $232
Athlon 64 X2 5000+ $285 $222
Athlon 64 X2 5000+ $285 $222
Athlon 64 X2 4800+ $244 $217
Athlon 64 X2 4600+ $215 $195
Athlon 64 X2 4600+ $215 $195
Athlon 64 X2 4400+ $203 $170
Athlon 64 X2 4200+ $173 $159
Athlon 64 X2 4200+ $173 $159
Athlon 64 X2 4000+ $158 $144
Athlon 64 X2 3800+ $138 $113
Athlon 64 X2 3800+ $138 $113
Athlon 64 X2 3600+ $138 $102
Athlon 64 3800+ $101 $93
Athlon 64 3500+ $91 $88
Athlon 64 3200+ - $78

 もう1点はまたAMD関連で、Barcelonaの省電力機構の話です。International Solid State Circuits ConferenceでAMDが明らかにしました。

http://www.tgdaily.com/2007/02/11/amd_barcelona/
http://www.vr-zone.com/?i=4634

 Barcelona(記事では登場はQ2/2007の終わりごろを予定)は現行の2コアOpteronと同じ消費電力クラスで提供されますが、さらにEnhanced PowerNowなるテクノロジがあり、コアの電圧と周波数をダイナミックに変更することが可能だそうです。このコアごとの周波数可変機構はFlexible clocking schemeなどと呼ばれ、それぞれのコアの周波数は可変になるものの(各コアにPLLがあることによる)、コアごとの電圧制御はできないそうです。この新しいPowerNowはドライバ不要といわれています。また電源供給を2系統持ち、コアの周波数は下げるもののメモリをフルスピードで動作させることも可能としています。

 またこれには誰もが関心を持つ性能面への言及もあり、現行の2コアOpteronより60~80%高速、またClovetownのXeon X5355と比較しても、とあるアプリケーションにおいては40%高速であると主張しています。また仮想化技術ではAMD-Vの使用すると、しない場合と比較して43%程度性能が向上するとされています。

 Barcelonaは消費電力は平均でみれば現在より下がり、性能面はより向上すると見られますが、「とあるアプリケーションで40%」高速になるからといって、全面的にClovertownを押せるかどうかは疑問です。また2コアOpteronより60~80%高速というのは、コア数が増えて同時に扱えるスレッド数が増えたことが性能向上に大きく寄与していると見られます。このあたりは、いつものAMDの強気主張でしょう。

 ともかく、Barcelonaには性能面でも消費電力面でもがんばっていただきたいものです。

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2007年2月11日 (日)

ATi RV610/RV630の情報とVIA FSB 1333MHz対応チップセット情報

 ATi RV610/RV630の情報です。

http://www.vr-zone.com/?i=4630

 RV610/RV630ともに65nmプロセスで製造されます。RV610はローエンド向けでメモリバスが64bitで2バージョンあり、RV610LEが画像メモリがDDR2で4層プリント板で25W、RV610PROがDDR3で6層プリント板、35Wとなります。RV630は中堅向けでメモリバスが128bitで3バージョンあり、画像メモリにDDR4/3/2を採用します。消費電力は上から128/93/75Wが想定されています。いずれもサンプルが3月、リリースが4月といわれています。

 もうひとつはVIAが復権を目指して、FSB 1333MHz対応チップセットを開発中だそうです。同じくVR-Zoneから。

http://www.vr-zone.com/?i=4629

 PCI Express 2.0に対応し、サンプルがQ2/2007、登場予定がQ4/2007となります。PT960/PM960の2種類があり、PT960が外部グラフィック、PM960が内蔵グラフィックとなります。いずれもFSB 1333MHzのCore 2 Duoに対応し、メモリはシングルチャネルでDDR2-533/667/800/1066かDDR3-800/1066/1333、PCI Express 2.0が16レーンと1レーンが4ポート、南北BridgeをUltra V-linkで接続します。PM960はS3 Chrome 9 HDを統合し、MPEG2/4、WMV9、VC1、H.264のハードウェアアクセラレーションに対応し、HDTVエンコーダを内蔵します。またSouth BridgeはPT960はVT8251L、PM960はVT8237Sを採用します。

 PCI Express 2.0やDDR3、FSB 1333MHzへの対応はいいのですが、メモリがシングルチャネルだったり、NVIDIA SLIやCrossFireにレーン数の関係から対応してなかったりと、スペック的にはやや見劣り点があちこちあります。基本的には中堅~ローエンドで低価格を狙うつもりのようですが、あとはASUSなどの大手が採用するかどうかですかねえ。

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2007年2月10日 (土)

ATi R600の画像とWindows Vista後継の話

 先週にWindows Vistaがようやく出たというのに、もう次期Windowsの話が出ています。

http://www.infoworld.com/article/07/02/09/HNvistafollowup_1.html

 MicrosoftのWindows Core Operating System Division担当副社長がRSA Conferenceで明らかにしました。曰く、「Windows XPからVistaの5年間は『異例』の長さである。VistaはXP SP2が出てから2年半でリリースしたので、Vistaの後継も同じくらいの期間で出したい。OEMと共同開発するには十分時間があり、リフレッシュにはちょうどよい期間ではないか、と考えている。これから逆算すると、次は大体2009年末あたりではないか。ユーザインタフェースは一新されるであろう」というだそうです。

 OEMとの共同開発期間が十分だとか、リフレッシュにはちょうどよいとか、これらはあくまでMicrosoft側の言い値でしかありませんが、もうすでに次へ向けて走り出しているということだそうです。しかし頻繁なOSの更新はユーザにはあまり望まれないので、次も5年くらい先でよいのではないかと思っています。

 次はATi R600の新しい画像です。

http://www.vr-zone.com/?i=4622
http://overclockers.com/articles1411/

 overclockersには6枚画像があります。R600XTXは画像メモリはDDR4 1GB、OEMおよびシステムインテグレータ向けには12.4インチ(31.5cm)、リテール向けには9.5インチ(24.1cm)の2種類の長さのボードが用意されます。VR-Zoneの画像は12.4インチ版です。消費電力は12.4インチ版が270W、9.5インチ版が240Wです。R600XTはGDDR3 512MBでボード長は9.5インチ、消費電力は240Wとされています。また、R600XLも遅れて登場予定となっています。

 12.4インチ版はほぼフルサイズで、この見てくれはかつてのフルサイズOpenGL用グラフィックボードそのものです。ボード後部にファンがついているので、実際のボード長は9.5インチ程度と思われます。

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2007年2月 9日 (金)

NVIDIAのAM2+向けチップセット情報とAthlon 64 X2再び値下げ

 NVIDIAの次世代AMD用チップセット情報です。

http://www.dailytech.com/article.aspx?newsid=6021

 これはMCP72と呼ばれ、HyperTransport 3.0に対応し、現在のnForce 500シリーズおよび登場予定のMCP68の後継とされます。対応ソケットはSocket AM2とAM2+(Athlon 64 Agena, Opteron Budapest)です。このMCP72はシングルチップで、チップ面積が小さく消費電力も低いそうです。またNVIDIA最初のPCI Express 2.0を搭載し、6ポートのSerial ATA 3.0Gbps、2個のGigabit Ethernetを統合します。このMCP72はSLI版とUltra版、またこれをベースにしたグラフィック統合版が出ることが予想されています。登場はAgenaとBudapestの登場時期に合わせるそうです。

 1チップかつ消費電力の低減が見込まれることから、上位から下位まで幅広く利用できそうです。

 もう一つAMD関連で、Athlon 64 X2の値下げが今月12日にまた行われるそうです。

http://www.theinquirer.net/default.aspx?article=37509

 価格対応表を以下にまとめました。

プロセッサ名 旧価格 新価格
Athlon 64 X2 3600+ $138 $92
Athlon 64 X2 3800+ $138 $113
Athlon 64 X2 3800+ EE $138 $113
Athlon 64 X2 4000+ EE $157 $144
Athlon 64 X2 4200+ $173 $159
Athlon 64 X2 4200+ EE $173 $159
Athlon 64 X2 4400+ EE $203 $170
Athlon 64 X2 4600+ $215 $195
Athlon 64 X2 4600+ EE $215 $195
Athlon 64 X2 5000+ $244 $217
Athlon 64 X2 5000+ EE $285 $222
Athlon 64 X2 5200+ $295 $222

 これが事実だとすれば、かなり買いやすい価格になります。しかしこれはNorthwood全盛期のころのAthlon XPと状況が似ていて、次が出るまで価格で勝負するしかないAMDの苦しい台所事情が透けて見えます。

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2007年2月 8日 (木)

ClovertownのFSB 1600MHzの可能性

 ClovertownのFSB周波数向上を検討しているそうです。

http://www.vr-zone.com/?i=4607

 目的はBarcelona対抗で、現在1333MHzであるFSBを1600MHzに上げるかもしれないそうです。他には45nmの当初2008年の登場を予定していたHarpertownを年内に前倒しすることも検討しているそうです。HarpertownはFSB 1333MHz、L2キャッシュは6MBx2とされています。実際には、Barcelonaの動向を見極めながら、どうするかを検討中だとしています。

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2007年2月 7日 (水)

Opteron値下げ

 もう1点取り上げておきます。本日Opteronが値下げされました。PC Watchがよくまとまっています。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0207/amd.htm

 全般的に10~20%の値下げで、上位モデルの下落幅が大きくなっており、価格的に大分手を出しやすくなったかなという印象です。しかしBarcelonaの登場を考えると、現在Opteronを使用していて次もOpteronシステムの組立を考えているユーザは、年内は様子を見たほうがいいかもしれません。

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K8Lと呼ばないで?とPCI Express x1版GeForce 7300GT

 AMD曰く、今言われているK8L(Barcelona)は本来別物であったそうです。

http://www.theinquirer.net/default.aspx?article=37444

 もともとK8Lとは次世代プロセッサ用の開発名ではなく、"L"とは低電力(Low-Power)、すなわちTurion64のことを指していました。そしてK9が現在の2コア品、K10がBarcelonaだそうです。要するに「K8Lと呼ばないで」ということなのかも知れませんが、BarcelonaをK10と呼んでくれという雰囲気もないし、こんなことを今頃になって言い出すAMDとは一体?

 全然関係ない話で、~と呼ばないでといえばC's wareのゲームで「エイミーと呼ばないでっ」というのが昔PC-98用でありましたが、もう何年前でしたっけ?10年以上前だったのは確かなのですが。。

 閑話休題。次はおまけで、PCI Express x1のGeForce 7300GTのレビュー記事です。Quadroは1レーン版がありましたが、GeForce名義は初めてではないでしょうか?

http://www.tweaktown.com/reviews/1045/1/page_1_introduction/index.html

 比較対象は16レーン版GeForce 7300GTですが、16レーン版のほうがメモリクロックがが高い(x16:600MHz, x1:500MHz)とはいえ、1レーンだとその性能はがくっと半分以下に下がってしまいます。価格は$99程度とされています。

 国内に来るかどうかは分かりませんが、こんなものもある、という紹介程度ということで。。

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2007年2月 6日 (火)

4コアOpteronのモデル情報

 Barcelona Opteronのモデル情報が出てきました。

http://www.dailytech.com/AMD+Quadcore+Opteron+Models+Unveiled/article5992.htm

 モデルナンバーはOpteron 8000(8-Way)/2000(2-Way)/1000(1-Way)で、従来を継続します。高TDPのSE版と低電圧のHE版が用意されます。プロセッサソケットは8000/2000が従来通りSocket Fで1000はSocket AM2、8000と2000はHyperTransport 1.0(2000MT/s)、1000はHyperTransport 3.0(5200MT/s)となります。メモリは8000/2000はDDR2-667、1000はDDR2-800を使用します。キャッシュサイズは全モデル共通でL2キャッシュが512KBx4、L3キャッシュが2MBです。

 各モデルナンバーとの対応表を以下にまとめました。年内に最初に登場するのは8266/8264/8262と2266/2264/2262で、その他は早くて年末、多くは年明け以降になりそうです。

モデルナンバー リリース 周波数 TDP
8000シリーズ(Socket F)
8272 SE TBD 2.6GHz 120W
8270 SE 2.5GHz
8268 SE 2.4GHz
8268 2.4GHz 95W
8266 Mid 2007 2.3GHz
8264 2.2GHz
8262 2.1GHz
8260 HE TBD 2.0GHz 68W
8258 HE 1.9GHz
2000シリーズ(Socket F)
2272 SE TBD 2.6GHz 120W
2270 SE 2.5GHz
2268 SE 2.4GHz
2268 2.4GHz 95W
2266 Mid 2007 2.3GHz
2264 2.2GHz
2262 2.1GHz
2260 HE TBD 2.0GHz 68W
2258 HE 1.9GHz
1000シリーズ(Socket AM2)
1270 SE TBD 2.5GHz 120W
1268 SE 2.4GHz
1266 2.3GHz 95W
1264 2.2GHz
1262 2.1GHz

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2007年2月 5日 (月)

intelのC7/Geode対抗の南北bridge統合プロセッサ

 intelは2007年後半に、主に工業製品の組み込み用として南北ブリッジを統合したプロセッサをリリースする予定だそうです。

http://www.hkepc.com/bbs/itnews.php?tid=738057&starttime=0&endtime=0

 開発名はTolapaiとつけられており、VIAのC7、AMDのGeode対抗とされています。製造プロセスは65nmでサイズは3.75cm四方、1088ピンでPentium Mベースのプロセッサを統合することから、IA-32のOSがそのまま使えます。L2キャッシュは256KBで周波数は600/1066/1200MHz、TDPは13~22Wです。

 メモリはDDR2-400/533/667/800で動作し、2チャネルでECCにも対応、最大2GBまで増設できます。また入出力としてGigabit EthernetやUSB2.0、PCI Express、Serial ATAなどを統合します。また暗号化のハードウェア支援機能もあるそうです。対応OSはLinux(RedHat), FreeBSD, Windows XP Embeddedです。グラフィック機能は統合されていません。これはOEM向けに配布されるリファレンスボードによれば、PCI Express x4にVGAを接続するそうです。

 これだけが統合されて消費電力が13~22Wとは確かに驚きで、Pentium Mベースなので性能も組み込み用としては申し分ありません。組み込み用の他にもUltra-Mobile PCのような超小型PCへの応用も見込まれ、登場すればVIAやAMDにはかなりの脅威となることには間違いなさそうです。

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2007年2月 4日 (日)

Radeon X1950GT販売開始とごく簡単なWindows Vista導入レポート

 以前一部地域での発売が検討されているという噂があったRadeon X1950GTですが、秋葉原で販売が開始されました。

http://www.watch.impress.co.jp/akiba/hotline/20070203/etc_ati.html

 今回入荷されたのはSapphireのX1950 GT 256M GDDR3 PCI-E DUAL DVI-I/TVOで、実売価格は2万円台半ばです。仕様はコアクロック500MHz、メモリクロック1200MHzです。

 以下はWindows Vistaの簡単な導入レポートです。長くなってしまったので、関心のない方は読みとばしていただいても結構です。。

 1月30日に登場したWindows Vistaですが、私も2月2日に購入してきました。購入したのはUltimate x64のDSP版です。インストールしたシステム環境は、Opteron 254x2、PC3200/CL=3 ECC-Registered DDR-SDRAM 3072MB(512MBx6)、Tyan Thunder K8WE、GeForce 7950GT、富士通 MAS3735NC(オンボードUltra320 SCSIの53C1030に接続)、Plextor PX-760SA/JPです。

 インストール時間は実に短く、インストール開始してからデスクトップが出るまでに20分かそこらでしょうか?Beta 2のときは1時間程度かかっていたので、大幅に高速化されています。

 インストール完了後、とりあえずいきなりクラシック表示にして、Windows Vistaである必要性をひとつなくしてみました。。クラシックの割に、微妙に動作がだるい感じがします。そこでAeroに戻してみると、こちらのほうが動作の切れがよくなっています。クラシック表示だと画面描画をプロセッサに任せるので重くなるという話がありましたが、それはともかく、Aeroのほう動作が軽いみたいです。

 クラシック表示といえば、システムフォントがメイリオなのが災いして、ClearTypeをオフにすると文字ががたがたに表示されてしまうところが出てきます。基本的にはすべてMS UI Gothic(だったかな?)に変わるはずなのですが、一部がメイリオのままになっており、これがそんな問題を起こしてしまいます。ClearTypeをオンのままにしておけばよいのですが、システム-詳細設定-パフォーマンスの項目で「パフォーマンスを優先する」を選択すると一緒にオフになってしまうので、何を考えているのかなという印象です。

 また動作自体は今のところ安定しており、青画面などが出ることはまだありません。ただまだ2日しか使用しておらず、使い込みだすと不都合があれこれ発見されることが予想されます。

 ただまだどこに何があるのかを把握しておらず、これまでのWindowsのようにあれこれ設定変更できるようになるまでには時間がかかりそうです。中には今までよかったと思われるユーザインタフェースの部分が、逆に改悪されているのではないかと思われるところもあり、このあたりがWindows Vistaの賛否を分ける一因ともなっています。

 何より批判が多いのはOS自体の要求するマシンスペックが高いことで、とりわけメモリを多く必要とします。最低限1GB、できれば2GB以上はないとまともには使えません。今インストールしているマシンは上述の通り3GBですが、これとて正直不安が残ります。幸いx64版なので4GB以上も問題なく認識するのですが、x64ゆえの制限(日本語入力辞書やデバイスドライバなど)もあって痛し痒しです。

 そういえば、パフォーマンスの評価をやってみましたが、プロセッサとグラフィック以外はすべて最大値の5.9でした。グラフィックは5.8、プロセッサは5.3だったのですが、Opteron 254 2-Way(Athlon 64 FX-62相当といってしまうとなんだかもの悲しいですが。。。)でも5.3なのですね。。。

 最後になりますが、Windows  3.1以来ずっと使っていたファイルマネージャが、Windows Vistaではついに使えなくなりました。というより、Windows XP x64でも使えていたのがある意味奇跡ですが、これに慣れきってしまっていた私には、ファイラーをどうするかという大問題が出てきます。Vistaのエクスプローラは正直使いづらく、今までのエクスプローラに戻してほしいくらいです。ファイルマネージャ風のフリーソフトでGalileoというのを見つけ、これがVistaでも動作するのでとりあえずこれを使っているのですが、残念ながらファイルマネージャの使用感にはもうひとつ及ばず、Vistaで動作するファイルマネージャ風のファイラーを探す日々が続きそうです。最悪はこのエクスプローラに慣れるしかない?

 とりあえずはこんなところです。1カ月くらいは使い込んでみないと、その善し悪しの判断はつかないですねえ。また機会があればVista使用感の記事を書いてみたいと思います。

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2007年2月 3日 (土)

OpteronがQuad FX用マザーボードで動作

 今日は一転してAMDの話題を。OpteronをQuad FX用マザーボード、ASUS L1N64-SLIに載せてみたら動いてしまったみたいです。

http://www.dailytech.com/article.aspx?newsid=5968

 記事では、Opteron 2218(2.6GHz)を搭載したところ、BIOSで問題なく認識され、しかもメモリはUnbuffered DDR2-667で動作し、Windows Vistaのメモリ診断ツールもパスしたみたいです。記事では、Opteron 2210(1.8GHz)とL1N64-SLIを組み合わせれば、比較的安価に4コア環境が実現できるとしています。

 我々としてはその「逆」である、Athlon 64 FX-7xをSocket F Opteron用マザーボードに載せたらどうなるのかが関心事ですが、いずれ実験されることになるでしょう。

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2007年2月 2日 (金)

続intelサーバプラットフォーム情報と2007年intelプロセッサ情報のまとめ

 昨日intelサーバプラットフォームの記事を書きましたが、今度は更に先となるNehalemのサーバプラットフォーム情報です。

http://www.theinquirer.net/default.aspx?article=37373

 これはintel Australiaの関係者からの話で、Stoutlandはメモリコントローラが統合されたプロセッサと、その他新しい機能が追加されるようです。計画では、サードパーティのXNCを使った4S gluelessソケット、Common System Interface(CSI)が使用されます。転送速度は6.4GT/sか4.8GT/s、72レーンのPCI Express 2、4レーンのPCI Express、ICH9で6レーンのPCI Expressが使用されます。その他レガシー部分はICH9にてサポートされます。

 統合されるメモリコントローラは4+1のFB-DIMM IとFB-DIMM2チャネルで、動作周波数は800/1066MHz、32~64 DIMMがサポートされます。Becktonと呼ばれるプロセッサは、ソケットあたり4本のCSIを有します。これはThurley platform(2H/2008登場予定)の後釜となり、2H/2009に登場させる予定です。Thurley PlatformではGainestownなるメモリコントローラが統合された4コア・8スレッドのプロセッサが使用されます。

 4S gluelessソケットやサードパーティのXNCとはどんなものかの説明はありませんが、流れとしては来年にはプロセッサにメモリコントローラが統合され、再来年にはItanium2との共通システムバスとなるCSIが導入されることになります。

 もう一つは後藤弘茂氏のWeekly海外ニュースです。これまで五月雨式に紹介してきたintelの45nmプロセス品や今年登場するプロセッサ情報がよくまとまっています。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0202/kaigai333.htm

 詳細はリンク先を見ていただくとしますが、一つ気になったのはHyper-Threadingの実装如何で、Penryn世代では実装されず、その次のNehalemになるのではないかということです。OEM向けに配布されたロードマップで、Wolfdale/YorkfieldにHyper-Threadingのチェックマークがついていたのが憶測の発端だそうです。前述のGainestownで4コア・8スレッドとあるので、この段階ではHyper-Threadingが実装されていると思われますが、詳しいことはもう暫く経たないと分からなさそうです。

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2007年2月 1日 (木)

intelサーバプラットフォーム情報とAGP版Radeon X1950GT

 今年はサーバ・ワークステーション市場がなかなか熱くなりそうですが、intelプラットフォームについてもう少し話題を。

http://www.theinquirer.net/default.aspx?article=37364

 2-WayのStoakley Platformでは、snoop filter(6MB cache per chip)、44レーンのPCI Expressに加え、21レーンのPCI Express Gen 2をサポートします。メモリは最大128GB、RAS対応とされています。FSB 1600MHzの対応についてはまだはっきりしていないそうです。
 4-WayではClarksboroチップセットが新規に登場します。これはFSBを4本持つとされ、CoreマイクロアーキテクチャのTigertonが対応します。ここまでは既報ですが、その登場時期についてはQ3/2007とされています。Tigertonの登場をもって、Netburstのプロセッサはいよいよ終焉へ向かいます。

 メモリについてはFB-DIMMのDDR2-533/667MHzに加え、800MHzも検討中だそうです。しかし消費電力の問題もあってその道は平坦ではなく、これを解決するために使わないレーンやそのほかをシャットダウンするという方式を検討しているそうです。これはGoldbridge 2にて対応し、2008年に登場とされています。

 この記事ではAMDの話題もありますが、基本的にはこれまで紹介してきた内容と同じです。ところで昨日の記事ですが、すでに訂正しているものの改めて説明します。Bigbyは5000P/Vの後継ではなく、1-Way Xeon用のチップセット3010の後継とされ、Bigby-P/Vの2種類が用意されるそうです。

 もう1点は(最近2点紹介が多いですが)Radeon X1950GTのAGP版が発表されました。

http://www.vr-zone.com/?i=4570

 画像メモリはGDDR3 512MBで256bit、コアクロックは500MHz、メモリクロックは1200MHz、Pixel Shaderは36個です。Dual-link DVIに対応し、2560x1600のデジタル表示対応です。価格は特に記載されていませんが、PCI Express版で設定された$169と同程度と思われます。

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