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2017年12月31日 (日)

2017年を振り返って

 さて、今年も恒例となった2017年を振り返ってみたいと思います。

 PC業界は国内ではついに富士通がPC子会社の富士通クライアントコンピューティング(FCCL)をLenovoに保有株式の過半数を譲渡し、富士通の連結から外れることになりました。社名はFCCLのままで経営陣や川崎の開発拠点や製造会社の島根富士通、製品ブランドいずれもも維持ということですが、これで国内PCメーカ二強がいずれもLenovoの傘下におかれることになります。東芝のPC子会社である東芝クライアントソリューションもASUSへの売却報道が出ており、国内トップ3がいずれも外資傘下になってしまう可能性があります。

 東芝に関してはフラッシュメモリ部門が東芝メモリとして分社化され、合計約2兆円で日米韓連合に売却されることが決定されました。東芝はテレビ部門の東芝映像ソリューションも中国の海信集団へ売却しており、残った東芝の事業は電力やエレベータや鉄道車両、下水道など社会基盤という、一気に赤字ということはなりにくいものの安定産業ゆえ成長要素にも乏しく、今後一体何で成長を目指すんですかね。

 Windows関連では秋に大型アップデートとなるFall Creators Updateがなされました。例によってアップデート後に環境によっては不都合があったりしたものの(アップデート後タッチパネルが充電しないと使えなくなるという、間抜け極まりない現象に陥るタブレットもあった)、前よりは目立った混乱はなかった気がします。一方でWindows 10 Mobileは実質的な「終了宣言」がなされてしまいました。スマートフォンのOSシェアで1%未満しかないようで、これでは確かにやむなしかなという気がします。代わりにというか、ARM版Windows 10が着々と進んでおり、x86アプリを動作させるデモも行われ、搭載ノートやタブレットの登場が近づきつつあります。

 プラットフォーム面ではintelは6コアとなるCoffee Lake-Sをリリースしたものの、実質Kaby Lakeの6コア版で、進化らしい進化はありませんでした。10nmプロセスとなるCannon Lakeは2018年後半となり、つなぎとしてWhisky Lakeなるものが年末になってロードマップに出ていています。

 一方AMDはZenベースのRyzenが登場し、これは久しぶりにintelを脅かす存在になりました。コア性能はVisheraのFXから大幅に向上し、コア数もハイエンド向けのThreadripperでは16コア/32スレッドと一気に増量しています。intelは急遽Core i9-7980XEなる18コア/36スレッドのプロセッサを登場させており、いかにintelがRyzenを警戒していたかを窺い知ることができます。

 さて2018年の展開についてですが、intelは年末以降に後継のCannon Lakeが登場予定です。AMDはZenのGPUを統合したAPU投入していきます。グラフィックスではNVIDIAはPascal後継のVoltaを投入予定、AMDはVegaを投入予定となっています。Windows 10は大型アップデートRS4のリリースが予定されています。

 そういや前回更新したのは6月でしたか、実に半年も放置していました。。本業が忙しくて帰宅後に長文の記事を書く気力がないのもあるのですが、そもそも取り上げたいねたがここ数年減りつつあるのもあります。PC分野全般がIoTなどといった新興の分野と比べると技術的や商業的な面での停滞は否めない感じです。

 Weblogに関しては今後Twitterでは書きにくい、図などを多用するような記事を書きたいときに使う方向で考えています。基本的な活動はTwitter(https://twitter.com/98_weblog)に移っていますので、興味のある方はそちらをごらんください。PC関連ねたは「#PC関連」というハッシュタグをつけていますので、PCだけ見たいという方はご活用ください。

 本年の更新はこれにて終わりです。今年1年間ご愛読ありがとうございました。2018年も引き続き当WeblogとTwitterをご愛読のほどよろしくお願い申し上げます。

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